サブレン「プッシュアップブラジャー」について
商品紹介(サイズ展開・カラー・価格等)
A~Gカップ、アンダー65~85cmまでのサイズ展開になります。
コレクションごとに名前がついており、このブルーのレースは「HEAVEN」というコレクション名です。カラーバリエーションの展開はなく、カラーはこちらの一色のみ。落ち着いたブルーを身につけると、いつもより素敵なレディになれた気分になって嬉しくなります。プッシュアップブラは価格は12,760円(税込)で、大人っぽい雰囲気の中にも可愛さがあり、年齢を問わず使えそうです。
商品の付け心地
このブラを初めて着けたのは、名古屋の栄にあるランジェリーサロンkobieta(コビエタ)さんにお邪魔した時でした。ワイヤー入りのブラは苦手という人にこそ試して欲しいとおすすめされて着けてみることになったのですが、「バストメイク」や「バストアップ」とはいわゆる「盛る」ということだと考えていた私は、正直な気持ちを綴るとあまり期待していませんでした。でも、食わず嫌いはしたくない性格と、プロのフィッターさん一押しのプッシュアップブラ(美乳ブラ)とはどんなものなのか?という興味から、ひとまず試着してみることに。
私は小胸(TB71 UB65)で普段はA65かB65サイズのブラジャーを着用していますが、「盛る」ことは「偽る」ことだと思っていたくらい、自分の胸は気に入っています。大きくなくても谷間ができなくてもたくさんのものを削ぎ落としてきた自分らしいと思えるからです。
そんな私がコビエタのフィッターさんから勧められたサイズは、まさかの65Cサイズ。Wing 「マッチミーブラ」ではA65を着けている私に本当に合うのか半信半疑でしたが、想像以上にぴったりでした。
サブレンのプッシュアップブラ65Cを着用して感じたことは、「バストメイク」は「偽り」ではなく本来の自分を『底上げ』してくれるものだということです。
日本のブラはカップの形がツンとしているデザインが多く、胸だけが不自然に大きく見えてしまうため、プッシュアップ系のブラは避けていました。サブレンのブラは日本のブラとは違い柔らかそうな胸になれます。
さらに、胸の形も綺麗に魅せるけど、綺麗に見せるのは胸だけじゃない。
太めのストラップが脇に程近くデザインされていて、小胸とはいえ今までこのお肉はどこに行っていたの?と思うほど胸を逃さない設計。自然な形作りとストラップの距離の取り方が絶妙で、胸だけではなくデコルテまでふっくらするので、胸だけでなく身体全体が綺麗に見えます。自分の胸はこんなに素敵だったのかと感動しました。「バストメイク」「美乳ブラ」を超えて『ボディメイクブラ』と呼ぶのが相応しいかもしれません。
私は小胸なうえに細身で胸骨がゴツゴツ浮いたように見えやすいのですが、デコルテがふっくらすることで貧相な感じが抜け、肌を見せても上品に見えます。サブレンのブラがあれば着られる服が変わりそうです。ブラで服の選択肢まで変わりそう、だなんて感じるとは思いませんでした。
しっかり支えてくれるのに、苦しくない。動きやすいのに、ずれない。自分の身体や胸に合うブラはとても心地よく感じました。また、肌に優しい生地には感じないのですが、1日つけても肌が荒れないことも評価できるポイントです。私は敏感肌でアトピーでもあるので、ずれることが痒みや肌荒れにつながってしまいますが、このブラは1日つけていても不快なところはありませんでした。ずれないことでかぶれや不快感を防いでくれていることにも気づきました。とても計算されて作られていると感じました。
ちなみに、私は胸に左右差があり右胸の方が小さいです。そのため、カップ数を上げて着用するとどうしても浮きやすく、サブレンのブラでも右胸のみパッドが必要でした。上の着用写真では右胸のみパッドを使い、ホックは一番外側で留めています。
レース・素材
「HEAVEN」コレクションのブラは飾りのレースがとても可愛くて、これを魅せるために胸元が開いた服が着たくなるほどです。飾りレースは着脱が可能なので、取り外せば普段使いもしやすくなります。使いにくいブラはクローゼットで眠ってしまうのでシーンや好みで使い分けができるのは嬉しいですね。
ギミック(カップ・ワイヤーのカーブ・ストラップ・パッド・ホックの段数・伸縮性)
しっかりしたお作りで、カップもワイヤーも私が普段つけている下着と比べると一回りくらい大きく感じましたが胸だけ不自然になることなく着用できます。特別な時に使うのももちろんですが普段使いにも違和感を感じず着けられると思います。
伸縮性はサイドからバックにかけてのパワーネット以外はほとんどありません。前述の通り、しっかりした作りで伸縮性もあまりないので手に取った感じでは窮屈そうに感じるのですが、全くそんなことはありません。しっかりフィットしてずれないのに苦しくないです。
心地よいフィット感だと思います。
ワイヤーは谷間部分から脇までぐるっとアンダーバストを支えるような形になっています。プッシュアップ系のブラにありがちですが谷間や脇にワイヤーが刺さって痛いことがあります。ここまでしっかりワイヤーが入っているのに刺さる感覚がありませんでした。ワイヤーが痛くないというだけでもこんなに楽なんだと思いました。胸をしっかりと支えてくれる安心感があります。ワイヤーが苦手な私でも着けられる数少ないブラです。
パッドは1cmほどの厚みのレモン型パッドが入っています。取り外しが可能です。これもありがちなことですが、プッシュアップ系ブラにはパッドは外せても取り外しができない肉厚なパッドがついていることがあります。お手入れ後 乾きにくくもなりますし、ブラ自体に重さが出てしまいます。サブレンはパッドを外すと軽く感じるくらい、しっかりした作りですが重さを感じません。心地よいフィット感は重さも関係しているのでしょう。
ホックは2段で3段階調節になります。サイドから後ろにかけてはパワーネットになっているので伸縮性があります。後ろは控えめなデザインでゴム部分のスカラップレースが効いて見えます。小さくて繊細なレースにぐっときます。
どういった方向けの商品か
細身&小胸という立場での意見ですが、「サブレン美乳ブラ」という名を持つサブレンのプッシュアップブラは、小胸さんには「大革命」になるブラだと言えます。是非、一度着けてみて欲しいです。
胸を育てるのも簡単ではないですが、デコルテを育てるということはもっと難しいと思います。中世のコルセットに持ち上げられたような、むにっとした肉感のあるデコルテに対する憧れはありますが、細身&小胸の私には不可能なシルエットです…。でも、サブレンのブラを着けることで憧れに近い雰囲気になれます。
冒頭の方で私は「自分の胸を盛ることは偽ること」と言いましたが、サブレンのブラに出会い、バストメイクの奥深さと楽しさを知ることとなりました。自分の胸が好きでも、そうじゃなくても、小胸さんに「こそ」おすすめしたい、プッシュアップブラです。
まとめ
「美乳ブラ」の名前通り、胸を綺麗に見せてくれ「バストメイク」の価値観までも変えてしまう逸品です。コビエタさんがおすすめする理由がわかりました。
「美乳ブラ」では足りない。クローゼットとの服と同じように「今日はどんな胸がいいかな?」と胸にも服にも選択肢を増やしてくれる「ボディメイクブラ」です。
今日はどんな胸で過ごしたいですか?