いつの間にかズルズル…ストッキングやタイツがずり落ちる原因期にやりがちな睡眠時のNG
ストッキングやタイツを着用中に下がる不快感は、いくつかの原因によって起こります。考えられる6つの原因を見ていきましょう。
きちんと履けていない
ストッキングやタイツは、きちんと着用できていないといつの間にかずり下がってきてしまいます。特に、腰の位置やつま先部分をきちんと調整せず、履き込みが浅いまま着用してしまうとずり落ちる原因になります。
サイズが合っていない
サイズの合わないものもずり下がりの原因につながります。ストッキングとタイツはどちらも脚へのフィット性を重視するもののため、小さすぎても大きすぎても、股下部分からずり下がってきてしまうでしょう。
ウエスト部分の締め付けが弱いタイプを選んでいる
ストッキングやタイツと体のウエストが合っていない場合、その部分から股下へと生地がずり落ちてしまい、最終的に股下がもたつく原因になります。ただ、ストッキングやタイツの種類の中には、あえてウエスト部分を緩くして締め付けを弱くしている商品もあります。普段履きとしては良いかもしれませんが、フォーマルな場所に着用するのは避けたほうが良いでしょう。
股部分にマチがないデザイン
股の部分に「マチ」と呼ばれる厚みやゆとりがないストッキングやタイツは、履いているとずり下がりがちです。マチがないデザインの方がすっきり見えますが、その一方でずり落ちは避けられないかもしれません。
経年劣化している
ストッキングやタイツを履き続けることで徐々に全体の素材が伸びていきます。特に履き口部分や腰回りが伸びると、履いている間にずれてくる場合も。また、長年履かずに保管していたストッキングやタイツも、経年と共に劣化するため履いたときにずり下がる可能性があります。
靴がゆるい
ストッキングやタイツだけではなく、合わせる靴やブーツのサイズが合っていないと、靴の中で余計に足が動くため、ストッキングやタイツがずり落ちる可能性も。これは、パンティストッキングだけではなく、ショートタイプのストッキングでも起こりやすい現象です。
滑りやすい素材のショーツ
インナーとの相性もずり落ちの原因になることがあります。特にサテンやポリエステルのように、表面がツルツル素材のショーツを合わせると、サイズは合っていても素材同士が滑ってストッキングをずり下げてしまうのです。
ずり下がりのイライラ解消!基本の対策とは
着用中のストッキングやタイツがずり下がるストレスをなくすためには、履き方や選び方も大切。ここからは、基本の対策法をご紹介します。
正しい履き方を身につける
まずは正しい履き方を身につけましょう。ストッキングやタイツを、ずり下がりの心配なく履く方法は以下のステップでていねいに履くことが大切です。
- ストッキングやタイツのウエスト部分からつま先まで両手で寄せ集めます
- 足先を入れたらつま先とかかとをフィットさせるように合わせましょう
- 足首・ひざ・もも・股下の順で少しずつ上へと引き上げます
- 股下まできたら、股下にすき間ができないようにぴっちりと合わせてから、とヒップにも沿うようにします
- 最後はウエストまで引き上げましょう
まずはつま先とかかとをしっかりと合わせてから徐々に上に向かって引き上げることがポイント。股下は隙間なく合わせることで、ずり下がりが気にならなくなるでしょう。
自分に合うサイズを再確認する
洋服と同じように、ストッキングやタイツも自分に合うサイズを選ぶことが大切です。ストッキングサイズ展開は、S・M・Lのように単一のものと、S~Mなどのように複数のものがあります。
ストッキングやタイツのサイズは、「ヒップと身長」のふたつを見て選びましょう。ヒップと身長が交わる部分を見て選ぶと失敗がありません。
M~Lといった複数サイズは、メーカーによってヒップと身長のサイズが違う場合があるため、きちんと自分のサイズにあるものを選びましょう。ヒップサイズが大きめに作られているものもあるため、股下とヒップをしっかりと合わせることでずり落ちの心配もなくなります。
新品に買い替える
繰り返し履いているものや、何年も着用しているストッキングやタイツは、ゴム部分が劣化している可能性が高いため、買い替えがおすすめです。特に、買ったばかりは気にならなかったのに、最近になってずり下がるようになった、と思ったら買い替えどきです。
立体設計の製品を選ぶ
パンティタイプの場合は、股下部分がマチ付きのものや、パンティ部分にずり落ちない工夫のしてある、立体設計が特徴のものを選ぶようにしましょう。パンティ部分が立体的に縫製されたものだとしっかりフィットするため、ずり下がることがなくなります。
着圧タイプのものを選ぶ
着圧タイプのストッキングやタイツは、脚全体に圧力をかけてしっかりフィットするため、ずり下がる心配がありません。着圧タイプのものは血行を良くしてむくみを防いでくれる効果が期待できるため、立つことの多いシーンで着用するのにも良いでしょう。
ショーツの素材を見直す
ストッキングやタイツを履くときに合わせるショーツは、コットンのように滑りにくい素材がおすすめです。ただ、サテン地のようなツルツルの素材のショーツを履くときは、キャミソールや半袖インナーなどをストッキングやタイツの中に入れることでずり下がらないように対策できます。
インナーボトムスを活用する
ボトムスにひびきにくいガードルやオーバーパンツ、ペチコートなどをストッキングやタイツの上に履く方法もあります。この方法を選べば、ガードルが押さえになっててくれるため、ずり落ちが防げるでしょう。
【応用編】ガータータイツやガーターストッキングも試してみては?
今までどんな方法を試しても、どうしてもずり落ちが防げない…そんなときに試してほしいのが、ガータータイツやガーターストッキングです。ガータータイツやガーターストッキングは、ストッキングやタイツをガーターベルトで固定して履くものです。
「ガーターストッキングはちょっとハードルが高い」「セクシーすぎるのでは?」と思われるかもしれませんが、ガーターストッキングやガータータイツは、きちんと着用できればずり下がりとは無縁の優秀アイテムです。
おすすめの理由
ガーターストッキングやガータータイツは、ももあたりまでの長さのストッキングをガーターベルトで吊り上げて着用します。
ガーターベルトでしっかり固定するため、ずり落ちの心配がなく、股下が合わないという不快感もありません。また、パンティストッキングで感じる蒸れも気にならないのがメリットです。
もしもストッキングが伝線してしまった場合でも、片方だけ履き替えればOKで、コストパフォーマンスの高さもポイントです。
冬場は厚手のガータータイツもあるため、ストッキングと使い分ければ一年中着用できます。
正しい選び方
ガーターストッキングやガータータイツは、ガーターベルトでしっかり固定させることが大切です。ガーターベルトのサイズが合わないと、ベルトと一緒にストッキングやタイツがずり落ちてしまうため、注意しましょう。また、ガーターの留め金がしっかりしたものを選ぶことで、着用中に外れることを防げます。
ストッキングやタイツのずり下がり防止には履き方や選び方が大切
ストッキングやタイツのずり落ちによる不快感をなくすためには、正しい履き方を身につけることが大切です。また、合わせるショーツに気をつけたり、自分に合ったサイズのものを選んだりと、工夫することによってずり落ちのストレスから解放されるはず。まずは正しい履き方をマスターして、ご自身に合った工夫をして快適に過ごしてくださいね。