クーパー靭帯は、吊り橋のように脂肪を引っ張り上げてバストやお尻の下垂を防いでいます。もちろん筋肉や皮膚自体のハリを整えることで下垂を食い止めることもできますが、もっとも重要で効果的な対策はクーパー靭帯のメンテナンスといわれています。なぜならクーパー靭帯は人間の体の中でも「再生をしない組織」として知られているからなのです。吊り橋の糸が切れてしまっては、お尻もバストも女性らしいきれいな丸みのある形状を維持できません。
外国人のようなプリッとした大きなお尻に憧れる方も増えています。ついついお尻の筋トレばかり頑張ってしまいがちですが、お尻もバストと同じくらい、デリケートでケアが大切な部位のひとつということがわかりますね!毎日身に着ける下着にも気を配り、クーパー靭帯を守りながらボディメイクしていきたいですね。
お腹まわりやヒップ。冷えてませんか?ガードルで温めて代謝アップ!
綺麗なお尻に見せたい!そのためにウエストとヒップの差を出そう!と、ダイエットに励んでいる方も多いでしょう。ダイエットを目指す女性の中で「カロリーの摂取量、消費量」は永遠のテーマです。しかしその意識はいつも「食」へ向きがち。もちろん体を冷やさない食べ物や、ローカロリーの食べ物を食べることで摂取カロリーは減らすことは可能ですが、それではこれから毎日食事内容とにらめっこをして、好きなものも食べられない毎日を送らなければなりません。
オトナの女性たるもの「ダイエット宣言」を貫徹する意志の強さだけではなく、「好きなものを食べる」けど食べた後にきちんとメンテナンスをする。そんなメリハリのあるダイエットスタイルを身につけることが1番ではないでしょうか。食べた分を後悔して、「太る太る」と思っていては、痩せるものも痩せません!大事なのはしっかりと、摂取したカロリーを燃やす体を作ること。つまり、体の基礎代謝をアップさせることなのです。
基礎代謝が高い人は体温も、それに伴って高くなります。例えば1℃体温が上がれば、消費カロリーは160kcalほど変わってきます。つまりご飯1杯分を、ただ息をして生活しているだけで消費しているのです。
1食抜くとなると、気分的にツラいですが、毎日の生活の中で知らぬ間に燃焼するボディを手に入れれば、ストレスも少なく理想のボディラインに近づけるはず。まずは、体をあたためること。そして適度な運動を続け筋肉量を維持するように心がけましょう。入浴や、ホッカイロを利用し、体を物理的に温める方法もありますが、効果的なのはやはり衣服で調整をする方法。脂肪が多い部分はどうしても知らぬ間に冷えてしまいがち。腰まわり、ヒップ〜太ももを温めたいと持っても、普段の生活の中で始終もこもこの腹巻きやタイツを着用してすごすわけにはいきませんよね。
そこでオススメなのが、保温タイプや発熱タイプのガードルです。保温を目的とするのであれば、ショートタイプよりもロングタイプをチョイスしましょう。お腹まわりの気になる方には、ハイウエストタイプでしっかりお腹まわりもサポートすることをオススメします。冷えを取るだけで、女性には嬉しい効果が沢山。
例えば、ツラい生理痛やむくみなども一度に改善出来るかもしれません。
クーパー靭帯を傷つけないために
また冒頭でご説明した通り、お尻を美しく保つには「クーパー靭帯」をいかにいたわることが出来るか、がポイントとなってきます。クーパー靭帯の1番の天敵は「揺れなどによる衝撃」。この揺れからのダメージを減らすことで、いつまでも桃のようにまあるくハリのある、美しいヒップを保つことが出来るのです。
スポーツをするときだけでなく、階段を降りるなどの日常生活でも、バストと同様にお尻も少なからず揺れを受けています。その際に大切なのが、サポート力のある衣服を着て、揺れを軽減することなのです。
最近のスポーツウェアには、ウェア自体にサポート機能のついている物も出回っていますが、市販のウェアなどを着用する際は、ぜひ下にガードルなどのしっかりヒップを支えられる下着を着用して揺れ対策を行いましょう。ただし、運動時などに着用する際は、補整力と伸縮性をしっかり見極めて着用しなければ、逆効果を招いてしまうこともあるので要注意。
例えばキツすぎるガードルを履いてしまうと、血流が滞ってしまうこともありますし、あまりキツい補整下着を着用した状態でスポーツを行うことで、うっ血や、スレによる摩擦で皮膚を傷めてしまうこともあるので要注意です。クーパー靭帯は一度切れてしまうと、自然治癒ではほぼ治癒しない組織。上記のような心配りを行うことで、いつまでも美しいヒップラインをキープしましょう。
体の記憶維持効果を利用する
頭ではなく、体にも記憶があると言うことを聞いたことがありますか?もし今「太っている体」を体が覚えてしまっていれば、どんなにダイエットしてもなかなか効果が出にくいかもしれません。体の変な部分にお肉がついてしまう方は、本来のあるべき場所に骨格が配置されていなかったり、また歩き方や座り方などの日常生活の習慣から筋肉の位置がずれやすくなっている可能性があります。
ガードルは、脚を入れて引き上げるだけでなく、お尻をきちんとガードルのヒップ部分に合わせて入れ込み、太ももやお腹のお肉などもしっかりガードル内にしまい込むことでより効果を発揮します。一手間ではありますが、ガードルを履いた後、手でお尻を持ち上げるように引き上げ、きちんとしまい込む正しい履き方を身につけましょう。また、同じ効果としては、人気の「骨盤矯正ガードル」なども同じ論理です。開いてしまった骨盤や、左右のバランスが崩れてしまった骨盤の動きをサポートすることで、左右や開閉運動をなめらかに整えてくれます。
骨盤ガードルを履くと痩せる!というものではありませんが、正しい体の位置に戻すことで、不要な場所に不要なお肉がついてしまう事を防いでくれる、というわけです。
体を温め、また揺れを防ぐことでヒップの形状を保ってくれる。さらに、正しい位置に体を戻すサポートをすることでボディラインを本当の意味で整えてくれるガードル。確かに窮屈なイメージがありなかなか日常生活に取り込みきれていない人も多いアイテムではありますが、できれば学生のころから、スパッツやガードルを着用していくことで、より美しいヒップラインを手に入れることができるでしょう。