平均A~Bカップといわれている日本人女性のバストですが、実際にはそれよりも少し大きなCカップを理想とする女性が多い様子。これは男性も同様で、ある調査では、一番人気があるのがCカップ(65%)、次いでDカップ(20%)という結果になりました。「大きすぎず小さすぎずで、ちょうどよいから」という声が多いことをふまえると、男女ともに魅力的かつちょうどいいサイズを求めていることが分かりますね。
ここで気になるのが、日本人女性の平均バストがA~Bカップであること。「もともとの遺伝でしょ」「Cカップが理想だけど、もう20代後半だし」なんて、なかば諦めている方も多いのではないでしょうか。バストの成長メカニズムに欠かせないのは女性ホルモンの「エストロゲン」。エストロゲンによって最もバストが成長しやすい時期は、生理がはじまってからの数年です。しかし、実は大人になってからもバストが大きくなる可能性は十分あります。
では、どうすれば大人になってからのバストアップが叶うのでしょうか。ここからは、バストアップ計画に効果的な7つの習慣を解説していきます。いずれもすぐに実践できることばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
バストアップ計画に効果的な7つの習慣
① 食事から女性ホルモンを活性化させよう
筋肉は主に食事から摂取したたんぱく質で作られます。バストを大きくするためにもこのたんぱく質が不可欠です。たんぱく質には女性ホルモンの分泌を促す栄養素が多く含まれているので、意識的に良質なたんぱく質を摂るよう心がけましょう。特にオススメしたいのは、イソフラボン(植物性エストロゲン)を含んだ大豆製品です。
<植物性たんぱく質>
豆腐、納豆、豆乳、おから、味噌、高野豆腐など
大豆製品は、キレイを求める女性の強い味方です。ときには上記の食品に動物性たんぱく質をプラスして、バランスよく摂取しましょう。
<動物性たんぱく質>
肉(鶏肉)、魚(マグロ)、牛乳、チーズ、ヨーグルト、卵
魚から動物性たんぱく質を摂取したいときは、アミノ酸が多く含まれているマグロがオススメ。女性ホルモンの活性化にも効果的なうえ、肝臓の働きも助けてくれる優秀な食べ物です。ただし、動物性たんぱく質を食べ過ぎると体重が増加する可能性もあるので、摂取量とタイミングには要注意。植物性たんぱく質をメインに、必要に応じて動物性たんぱく質も摂取していきましょう。
ちなみに、メディアでは「体重は30kg減、バストはBからDに」なんて話も紹介されていますが、基本的には無理なダイエットでバストが大きく育つことはありません。
② キャベツも効果的!?
バストアップを目指すうえで、いま注目されている食材が「キャベツ」です。キャベツにはボロンという栄養素が含まれており、女性ホルモンの一種「エストロゲン」の分泌を助けてくれます。加熱するとボロンが失われてしまうため、できる限り生のまま摂取しましょう。毎日約1玉を摂取するのが望ましいので、調理法を工夫しながら無理せず食べ続けましょう。
<食品別のボロン含有量>
キャベツ(100g):約1.5mg
ぶどう(1/2房):約2.5mg
ピーナッツ(100g):約1.8mg
ヘーゼルナッツ(100g):約1.6mg
③ 控えるべき食べ物
バストアップを目指すときにNGなのが、合成添加物が多く含まれているインスタント食品です。血の巡りを悪くする影響もあるため、生理痛に毎月悩まされている方は控えたほうが良いでしょう。また、大事な栄養素ではありますが、お米やパン、麺類、砂糖、芋類などの炭水化物、油やオイル入りのドレッシング、バターやマーガリンなどの脂質は摂り過ぎに気をつけて。スナック菓子は脂が時間経過で酸化しているため、できるだけ摂取を避けましょう。油が恋しくなったときには、オリーブ油やエゴマ油、魚油で代用してみてくださいね。
④ 猫背はNG!
正しい食生活を覚えたら、次は美しいバストを育てるために生活習慣を改善しましょう。大事なのは、「美しい姿勢をキープすること」です。長時間の勉強やデスクワークで、いつのまにか猫背になっていませんか?猫背になると胸のラインが綺麗に見えづらいどころか、実際のサイズよりも胸が小さく見えてしまう可能性があります。
どうしてもクセで猫背になりそうになったら、一度背筋を伸ばしてみましょう。それだけで胸が張って、バストトップの位置が高くなる感覚があるはずです。姿勢を良くすると全身の血液の流れが良くなり、それによって代謝や深部体温も上昇。食べものから得た栄養素が運ばれやすい状況になり、バストアップ効果が高まるのです。
⑤ 午後10時から午前4時はぐっすり眠る
“寝る子は育つ”という言葉のとおり、バストを育てるのにも「良質な睡眠」が欠かせません。もっともホルモンの分泌量が盛んな時間帯は、午後10時から午前4時といわれています。仕事や学業で、この時間に眠れていない場合は要注意。バストの成長が阻害されてしまう可能性があります。どうしても多忙で長時間の睡眠を取れない場合は、分泌量が一番多いとされる夜10時から午前2時の間に睡眠を取りましょう。
⑥ 睡眠中もナイトブラを付けてクーパー靭帯を守る
リラックスしたくて、「帰宅後すぐにブラジャーを外す」なんて女性も多いのでは。しかし、バストを支えるクーパー靭帯は、一度切れてしまうと戻りません。つまり、バストの下垂を防ぐためには、なるべく一日中クーパー靭帯を守ってあげることが必要になるのです。下垂の原因となる揺れや横流れ、強い衝撃を避けるためにも就寝用の「ナイトブラジャー」や「ノンワイヤーブラジャー」を着用するのが良いでしょう。
⑦ 筋トレ
大胸筋などの胸まわりの筋肉を鍛えることも、バストアップに欠かせないポイント。「筋トレをするとバストが縮むのでは?」と心配される方も多いですが、適度な筋トレやストレッチであれば問題ありません。初心者でも簡単にトライできるヨガ「猫のポーズ」や「花輪のポーズ」からはじめていきましょう。
女性らしさの象徴だからこそ、磨けば磨くほど自信がわいてくるバスト。バストに好影響をもたらす習慣を身につけて、自分のバストを大切に育んであげましょう。