本記事では、スタイルを美しく保つための正しいショーツの選び方をご紹介します。
「洋服がMだから、下着もMサイズ」は誤り!
ショーツを選ぶときの最初のステップは、正確にサイズを測ること。バストについてはトップやアンダーサイズまで細かく把握している女性も多いですが、ヒップサイズをきちんと把握している方は意外と少ないもの。「普段のボトムスがMだから、ショーツもMにしよう」といったように服装に合わせて下着を選ぶ方もいますが、洋服の規格と下着の規格は決してイコールではありません。
とくに日本人女性の骨格上、“細いウエストに大きめのヒップ”というケースも多いですし、もちろんその逆もしかり。合っていないサイズを履いていると、ヒップの下垂や足が短く見えてしまう原因にもなります。仮にウエストがSサイズの規格であったとしても、ヒップまわりのサイズを正しく測って最適なサイズを選ぶようにしましょう。
ショーツサイズの測り方を解説!鏡の前でやると簡単
ショーツのサイズは、ブラジャーと同じように自分で気軽に採寸できます。
以下のステップを参考に、測ってみてください。
STEP1.ウエスト(腰付近のもっともくびれている部分)のサイズを測りましょう。息をゆっくり吐き、ウエスト部分にメジャーをきつくない程度に巻きます。
STEP2.次にヒップのもっとも高い部分を計測します。メジャーを床と平行になるように当て、数字を記録しましょう。
STEP3.ウエストとヒップのサイズが把握できたら、各ショーツのサイズ表を見て選びましょう。
最初は、鏡を見ながら行うとやりやすいでしょう。ショーツそれぞれのサイズ表を見るのが確実ですが、おおまかなサイズは以下の表を参考にすると分かります。
ヒップの長さ(cm) | ショーツサイズ |
---|---|
82~90 | S |
87~95 | M |
92~100 | L |
97~105 | LL |
102~110 | 3L |
ショーツ選びはサイズだけでなく「素材」にも注目しよう
正確なサイズを知ったら、いよいよショーツを選んでみましょう。商品や製造メーカーによって伸縮性や大きさ、形が異なるためしっかり確認しましょう。
小さめを履きたくなる気持ちは分かりますが、スタイル維持の観点においては逆効果!たしかに小さめサイズを履くとスッキリと見えますが、脱いだときにはヒップが広がって見えて不格好な印象に。
ヒップがはみ出てしまうことで揺れや擦れを受けやすくなり、ヒップの下垂が進んでしまいます。
ヒップが垂れて太ももと同化してしまった結果、足が短く見えてしまうことも…。お尻が“ピーマン”のようにしぼんだかたちになってしまうデメリットもあります。
サイズだけでなく、素材感やゴム部分のきつさにも要注意。ゴムがきついと跡ができるだけでなく、その刺激が長期化することにより黒ずみが生じやすくなります。ゆったりと無理なく履けるショーツを選んだり、総レースやコットンなどの素材を選ぶのも一案です。「小ぶりなショーツが良いけど、締め付け感が苦手」という場合は、Tバックを着用するのもおすすめです。
“小ささ”よりも重視したい!美しさを決めるのは「カタチ」
美尻に憧れている女性も多いですよね。美しいヒップを決めるのは大きさではなく、その「カタチ」です。ただ小さいだけのヒップよりも、膨らみがあって桃のようにプリンとした形のほうが美しく見えますね。
小さいショーツは脂肪を押しつぶしてしまうためヒップに変なクセや跡をつけてしまったり、女性らしい丸みのあるラインを崩してしまう原因に。毎日着用するのもだからこそ自分に合ったものを身につけ 、美しいラインを保ちましょう。
生地の伸縮性や素材に気を配れば、着用時の快適性だけでなく歩きやすさにも違いがでてきます。ヒップをしっかり包み込んでくれるけど締め付けすぎない、自分のヒップにぴったりフィットするものを選びましょう。
4ステップで簡単!美尻を作るショーツの履き方
最後に、ショーツを着用するときのポイントをご紹介します。「ショーツなんて足を通して引き上げるだけ」なんて思うかもしれませんが、スタイルを良く見せるためにはショーツの履き方にまでこだわる必要があります。
毎日の小さな努力の積み重ねによって、数年後、数十年後のあなたのスタイルが変わります。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、以下のステップでショーツを履くように意識してみてくださいね。
STEP1.ショーツの両サイドを持ちウエスト部分までしっかり引き上げます。
STEP2.片手でヒップの片側を支え、もう片方の手でヒップ横のお肉を生地の中に収めましょう。このとき、ヒップを支えている側の手でヒップをしっかり持ち上げます。
STEP3.片側が終わったら、もう一方も同じようにしましょう。ショーツの後ろ側にヒップ全体を収まっていれば成功です。
STEP4.最後に鏡に背中側を写し、ヒップがしっかり上がっていることを確認しましょう。
- ウエストが食い込んでしまっていないか
- お肉がはみ出していないか
- 太ももとヒップの境界がはっきりしているか
上記の3点がチェックできればOKです。
最初は少し時間がかかってしまうかもしれませんが、慣れれば短時間でサッと履けるようになりますよ。
ブラジャーと同じように、ショーツも定期的に採寸しよう
今着用しているショーツは、あなたのヒップにきちんとフィットしていますか?
ヒップの下垂やボディラインの崩れを防ぐために、ぜひ本記事を参考にヒップサイズを計測してみてください。ご紹介したとおり、ショーツを選ぶときはサイズだけではなく種類や伸縮性にもこだわることが重要です。
フルバックやノーマル、ヒップハンガーなどたくさんの種類がありますが、デザインだけではなく機能性も考慮しましょう。自分に合ったショーツを選べば、毎日もっと心地良く、快適に過ごせるはず。
あなた自身の美しさを維持するために、ショーツをアップデートしていきましょう。