ショーツはその日にうちに洗うのが吉!放置すると黄ばみやニオイの原因に
まずは、いつも迷ってしまう「ショーツの洗い方」から解説します。ショーツの形や美しさを長持ちさせるポイントは、脱いだあとにできるだけ早く洗うこと。忙しくて毎日洗濯することが難しかったり、ひとり暮らしで洗濯物の量が少ないため、数日分まとめて洗濯したほうが経済的という場合もあるでしょう。しかし、一日中肌に直接触れているショーツは汗もたっぷり吸収しており、菌やニオイが繁殖しやすくなっています。汚れたまま放置してしまうと、素材の通気性や吸湿性、保湿性や柔軟性にも悪い影響を及ぼし、黄ばみや悪臭の原因に…。大切なショーツを清潔に、そして美しく保つため、“ショーツはその日のうちに洗う”をマイルールにしましょう。
洗濯機はOK?洗剤は?ショーツの洗い方
次に、具体的な洗濯方法について解説します。洗濯といっても、ただ洗濯機に放り込めば良いというわけではありません。
ショーツを洗うときは、まず「洗濯表示」をチェックしましょう。ショーツの内側には必ず取り扱い方法が書かれたタグが縫い付けられています。洗濯機で洗えるものなのか、手洗いをするべきなのかを表示を見て判断しましょう。ショーツを長持ちさせるためには基本的に手洗いがベストですが、忙しい日々を過ごしていると毎日手洗いするのは難しいかもしれません。“平日は洗濯機で、休日は手洗いでケア”といったように、自分のライフスタイルにあわせて洗濯機洗いを適宜取り入れても良いでしょう。
洗濯機で洗う場合の注意点は、ほかの洗濯物と一緒に洗濯しないこと!面倒に思うかもしれませんが、「色の濃いデニムやワンピースと一緒に洗ったらショーツに色移りした…」なんて失敗、意外と多いのです。大切な下着を洗う際は「下着だけで洗う」「下着の色も同系色で揃える」の2点を意識しましょう。さらに複数回洗濯するときは、白→水色→赤→黒といったように薄い色から洗うようにしたほうが安心です。
ショーツを洗濯するときは、洗剤の種類や量にも気を配りましょう。ショーツの素材を傷めてしまう酵素入りの洗剤や、変色を引き起こす可能性のある蛍光剤が入っている洗剤には要注意。下着専用の洗剤や、肌触りを良くしてくれる柔軟剤を選びましょう。とくに、手洗い表示のあるデリケートなショーツには中性洗剤を使用するのをおすすめします。
洗剤や柔軟剤を多めに入れたほうが良い香りが続くのでは?という意見も聞かれます。ここで注意したいのは、洗剤や柔軟剤の量が多すぎる場合や溶けきっていない場合は素材を傷めてしまったり、色落ちを引き起こしたりする可能性があること。適量の洗剤を水に十分溶かしてから、ショーツ類を入れるようにしましょう。ブラジャーと同じく、レースや刺繍が施してあるものはとくに傷みやすいので、ネットに入れて洗濯機に入れてくださいね。
太陽光や乾燥機でパリッと乾かすのは厳禁!「陰干し」を徹底しよう
洗濯したあとは脱水を短時間行い、陰干ししましょう。乾燥機は縮みや型崩れの原因になるためNG。乾かさずに放置しておくとシワや色落ち、ひどい場合は変色やカビに繋がるため注意しましょう。
「太陽の光に当てた方が早く乾くのでは?」と思う方も多いと思いますが、太陽光は色落ちや傷みの原因になりますし、素材によっては黄ばみが出てしまう可能性もあります。せっかく丁寧に洗ったショーツ、乾かすときにも慎重に扱いましょう。
ショーツのたたみ方は、目的と収納場所の広さがポイント
陰干しでショーツが乾いたら、たたんで収納していきましょう。一口にたたみ方といっても、何を重視するかによって方法はさまざま。取り出しやすい方が良いのか、出来るだけコンパクトにした方が良いのか、丁寧に綺麗にたたんだ方が良いのかによっても変わってきます。目的や収納場所の広さに合ったたたみ方を選ぶことが、ショーツの寿命を伸ばす最大のポイントなのです。
基本のたたみ方
まずは基本的なたたみ方からご紹介します。幅広いシーンでマルチに活躍する、オーソドックスなたたみ方です。
STEP1.ショーツの後ろ(バック)を表にして置いてください。
STEP2.下半分を持ち上げ、上半分に重なるように折ります。
STEP3.両サイドを持ち、真ん中に向かって折りましょう。左・真ん中・右に3分割して、左と右を真ん中に重ねるようなイメージです。ここで正方形のような形になっていれば成功です。
STEP4.くるりとひっくり返せばフロントが表になります。その状態を崩さないよう、タンスやボックスに収納しましょう。
コンパクトなたたみ方
次はコンパクトなたたみ方です。 旅行に行くときや小さなクローゼットにしまうときに重宝します。あまりコンパクトにしすぎると、ゴムが伸びてしまう可能性もあるので注意しましょう。
STEP1.まずはバックを表にしましょう。
STEP2.両サイドを持ち、真ん中に向かって織り込みます。左・真ん中・右に3分割して、左と右を真ん中に重ねていくようなイメージです。
STEP3.上から3分の1を内側に折ります。
STEP4.股の部分を持ち上げ、ウエストのゴム部分に挟み込めば完成です。
洗剤、洗い方、干し方に気を配ってショーツを長持ちさせよう
「また明日でいいか」と先延ばしにした結果、ショーツに色落ちや黄ばみが現れたら残念ですよね。お気に入りのショーツとサヨナラしなくていいように、忙しくて疲れているときでも下着だけは毎日、そして丁寧に洗いましょう。商品内側についているタグを見れば、洗濯方法はすぐにチェックできます。洗剤、洗い方、干し方に気を配るだけで、ショーツの“持ち”はずいぶん変わりますよ。