ペチパンツって何?
ペチパンツは、ボトムスのインナーとして着用する下着の一種です。足を通して履けるパンツスタイルであることが特徴です。パンツとスカートどちらのファッションでも着用でき使い勝手が良く、デザインが豊富であるため、最近人気が高まっています。
ペチパンツとペチコートの違い
スカートのインナーとして「ペチコート」を着用している方も多いのではないでしょうか。ペチコートはスカート型、ペチパンツはパンツ型となっています。ただしサイトによっては、パンツ型のアイテムもペチコートと記載している場合があります。
ペチコートとペチパンツどちらも、素材や丈感はさまざまなものが販売されています。機能面だけでなく、レースやフリルが付いたペチコートやペチパンツもあり、おしゃれアイテムとして注目されています。
ペチパンツを履くメリット
下着の上にペチパンツを履くメリットを5つ紹介します。下着の透けを防止してくれるだけでなく、レイヤードアイテムとしても人気が高まっているペチパンツの魅力に迫りましょう。
下着の透け防止
ショーツにペチパンツをプラスすることで、下着が透けてしまうことを防ぐことができます。白パンツや淡い色のスカートのときは、ベージュ系やシームレスのショーツでも透けていないか心配になります。そのようなときは、ペチパンツを履けば安心です。
脚のラインの透け防止
夏の強い日差しでは、スカートやワイドパンツから脚の形がくっきり見えることがありますよね。特に太ももまわりが透けてしまうのは、恥ずかしいものです。ロング丈やミドル丈のゆったりとしたペチパンツを履けば、脚のラインの透けを軽減できます。
ボトムスのまとわりつき防止
静電気でスカートが脚にまとわりついてしまった経験はありませんか。歩きにくかったり裾が徐々に上がってきたりすると、困ってしまいますよね。パンツスタイルでも、せっかくのゆったりしたシルエットが、静電気や汗のせいで脚にボトムスがぴったりと張り付き見苦しくなってしまうことも。ペチパンツは、静電気や汗によるボトムスのまとわりつきを防いでくれます。
まとわりつき対策だけでなく、暑い季節に心配となる汗対策にも、ペチパンツは大活躍します。
- 太もも同士がくっつくのを防ぐ
- グレーのボトムスの汗ジミ対策
「ただでさえ暑いのにもう一枚履くの?」と思うかもしれませんが、インナーにペチパンツを履くことでより快適にファッションを楽しめますよ。
暑さ・寒さ対策
ペチパンツの素材選びで、暑い夏や寒い冬を快適に過ごすことができます。夏には暑さや蒸れを軽減できる接触冷感や吸汗速乾機能がある素材や、綿などの汗を吸収する素材がおすすめです。冬には静電気が起こりにくい綿素材や寒さ対策の裏起毛素材を選ぶと良いでしょう。
レイヤードファッション
ロング丈のボトムスに丈が長いペチパンツをレイヤードするスタイルもおすすめです。裾にレースや刺繍、フリルを施しているペチパンツがあり、ワンピースなどの裾から見せておしゃれを楽しむことができます。
ペチパンツはワイドパンツのトイレ時にも便利!
ワイドパンツは脚長効果が高い人気のアイテムですが、外出時のトイレで裾がついてしまい困るという声も多くあります。特に夏に人気のテロンとした生地のワイドパンツは、まくり上げることが難しく、手で裾を上げながらトイレを利用しなければなりません。外出時のトイレが悩みだからと、お気に入りのワイドパンツを履くことを諦めるのは残念ですよね。
ワイドパンツやガウチョパンツなど、丈が長く裾が広がっているパンツスタイルのトイレ問題は、裾にゴムが入ったペチパンツで解決しましょう。ペチパンツの裾にワイドパンツの裾を入れまくり上げると、ゴムがキュッと締めてずり落ちにくくなります。膝の上までまくり上げれば関節で止まるため、よりずれ落ち着ちにくくおすすめです。
ペチパンツの種類と合わせ方
種類が多いペチパンツは、どれを選べばいいか悩む方も多いことでしょう。ここでは丈別にペチパンツを紹介しながら、ペチパンツと合わせるおすすめのファッションスタイルを提案します。
ショート丈
ショート丈のペチパンツは、どの丈感のボトムスにも合わせやすい万能パンツのため、1枚目のペチパンツにおすすめです。暑い夏には丈が短く涼しさがあるショート丈のペチパンツが大活躍します。
体にフィットするものやゆったりしたものなど、好きな着用感や求める機能を選べます。
オールマイティに使えるショート丈のペチパンツですが、ボトムスとのおすすめの合わせ方はこちら。
●ミニスカート×レース裾の白ペチパンツ
ミニスカートからチラ見えするレースがおしゃれ度をアップしてくれます。白色を選べば、いろいろなカラーのミニスカートに合わせやすく着回し力抜群です。かぼちゃ型やフリルがたくさんのペチパンツは、ミニスカートのボリュームアップとしても役立ちます。
ミドル丈
膝までの長さのミドル丈のペチパンツは、膝下丈やロング丈のボトムスに合わせやすいアイテムです。静電気や汗でスカートやパンツが体にまとわりつくことを防いでくれるため、肌にくっつきやすい生地のボトムスのインナーにおすすめです。
パンツスタイルで汎用性の高いミドル丈のペチパンツですが、特に夏におすすめの合わせ方はこちら。
●白ボトムス×ベージュのペチパンツ
●ワイドパンツ×裾ゴム入りペチパンツ
下着の透けが気になる白パンツやスカートのインナーには、地肌と同じか少し暗めのベージュのペチパンツを合わせることで、透け防止効果が高まります。ワイドパンツは、先ほど紹介した裾にゴムが入ったペチパンツでトイレの問題を解決しましょう。
ロング丈
ロング丈のペチパンツは、レイヤードにおすすめのインナーです。薄手のロングワンピースで足元がスースーしたり、シンプルなTシャツワンピにアレンジが欲しかったりするときに大活躍します。お部屋でのリラックスタイムにもおすすめです。
レイヤード用パンツとして人気が高いロング丈のペチパンツは、こちらの合わせ方がおすすめです。
●ロングワンピ×裾レースペチパンツ
裾にレースが入ったペチパンツは、シンプルなワンピースを華やかにしてくれます。下着の透け防止に白インナーはおすすめできませんが、体にフィットしないペチパンツであれば、白でも透けを軽減できるため、レイヤードアイテムとして汎用性の高い白のペチパンツがおすすめです。
セットアップでおしゃれなルームウェアとしても
ペチパンツとキャミソールがセットになったインナーも販売されています。レースが施されたものやシンプルなもの、サテン生地のものなど種類はさまざまです。インナーとして着用するのはもちろんですが、セットアップを部屋着にするのもおすすめです。
レースがたくさんのものならセクシーに、フリルがたくさんのものならキュートに、シンプルなものならかっこ良くと、あなたの好みでキャミとペチパンツのセットアップを探してみてくださいね。
ペチパンツは透け防止とおしゃれを叶える万能インナー
インナーに機能面もおしゃれ面も求めたい方は多いのではないでしょうか。ペチパンツはスカートとパンツのどちらのボトムスでもインナーに使え、フリルやレースが使われたものは下着の透けを防止しつつチラ見せできる万能アイテムです。
ワイドパンツなど丈が長くトイレで裾がつく心配があるボトムスには、裾にゴムが入ったミドル丈のペチパンツが大活躍します。ぜひペチパンツで大好きなおしゃれを楽しみましょう。