今回は、ブラの跡がついてしまう原因と対処法を部位別に詳しく解説しています。ブラの跡が残ることに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブラの跡がつくのは良くない?
一日の終わりに、ブラの跡がついてしまっているという方は多いのではないでしょうか。ブラの跡が数十分で消える場合には特に対策は必要ありませんが、数時間が経過しても消えない場合は注意が必要です。
自分に合ったサイズのブラを着用していても、ホールド力の高いブラでは跡がついてしまうものです。そのため、ブラを外して跡が残る時間が数十分程度なら心配ありません。一方で、数時間が経過しても跡が消えない場合は、ブラの圧迫が強すぎる可能性が高いです。過度な圧迫やそれにより起きる摩擦は、肌の黒ずみの原因にもなるので注意しましょう。
ブラの跡が残る原因
ここでは、ブラの跡が残ってしまう原因を2つ紹介します。気になるブラの跡を解消するためにも、原因を知る参考にしてみてくださいね。
むくみ
体がむくんでいる状態では、ブラの跡が残ってしまいやすいです。正しいサイズのブラを着用していても、むくんでいる日はブラがきつく感じたり跡が強く残ったりすることが多くあります。生理前や生理中などのホルモンバランスが変化していく時期に、むくみを感じる女性は多いです。むくみを解消するためには、普段から食生活や運動などに気を遣うことが大切です。
サイズが合っていない
サイズの合っていないブラを着用していることが原因で、跡が残ってしまうことはとても多いです。お店で正しく計測してもらったブラでも、時間が経てばサイズは変化します。定期的にプロにサイズを測定してもらい、自分に合ったサイズのブラを着用するようにしましょう。また、1年以上使用しているブラでは、型崩れや生地の傷みによってブラ跡が残りやすくなります。人目につかず後回しになりやすい下着ですが、定期的に新調することがおすすめです。
むくみやすい人の特徴
ブラの跡が残る原因には、むくみがあると紹介しました。体のむくみには、生活習慣が大きく影響します。バランスの悪い食生活や運動不足、立ち仕事や同じ姿勢を続けている方は、むくみやすいといえます。
むくみやすいと感じている方は、バランスの良い食事を心がけ、特に塩分をとりすぎないように意識しましょう。また、運動不足もむくみの原因となります。エレベーターではなく階段を使ったりウォーキングをしたりなど、適度な運動を取り入れてみてください。立ちっぱなしや座りっぱなしなど、仕事で長時間同じ姿勢を続ける方もむくみやすいです。休憩中に意識して姿勢を変えるなどの工夫をすると良いでしょう。女性に多い冷え性は、血や水分の巡りが悪くなってしまうことからむくみにつながります。むくみと同時に冷えが気になる方は、冷たい飲み物を控えたり毎日湯船に浸かったりして、体を温めましょう。
サイズが合わないブラの危険性
昔測ったサイズのブラをずっと買っている、同じブラを新調せずに長期間使用しているなど、サイズが合わなくなっていることに気づかずにブラを着用している方は多いのではないでしょうか。ここでは、サイズが合わないブラを着用する危険性を3つ紹介します。
さらにむくむ
むくみによってブラのサイズがきつくなると、リンパの流れが阻害されるためさらにむくみやすくなります。着用したときにきつさを感じるブラは、なるべく早く新調しましょう。
跡が黒ずむ
サイズが合わないブラを着用し続けることで、ブラの跡がつく部分の肌が黒ずんでしまうことがあります。肌は圧迫や摩擦などの刺激を受け続けると、黒ずんでしまいます。一度黒ずんだ肌を元通りにするのは簡単ではなく、時間をかけて治していくことになるので、過度な圧迫や摩擦が起きるブラを着用し続けることは避けましょう。
あせも・かゆみ
ブラは素肌に着用するため、肌へのダメージに直結します。汗をかく時期は特に、あせもやかゆみに悩む方が多いです。サイズの合わないブラは、アンダーラインの摩擦が強くかゆみが起きやすいです。汗もたまりやすく、あせもやかぶれなどの炎症を起こしてつらい症状に悩むことになってしまいます。
ブラの跡がつく部位別の原因と解消法
ブラの跡がつく部位別に、原因と解消法を紹介します。よく同じ部位にブラの跡がついてしまうという方は、参考にしてみてくださいね。
肩
肩に跡が残ってしまう場合は、ブラのストラップがきつすぎることが考えられます。ブラストラップは締め付けを調整できることがほとんどなので、自分に合った長さに調節しましょう。ブラのストラップはきつすぎると肩こりや跡が残る原因となりますが、ゆるすぎてもずり落ちてしまい不快です。肩とストラップとの間に指1本分ほどの隙間がある状態を目安にして、調節してみてくださいね。
胸全体
胸全体にブラの跡が残る場合は、ブラのカップサイズが合っていないことが考えられます。カップのサイズが小さく胸を押しつぶしている状態が続くと、胸全体にブラの跡が残ってしまうでしょう。また、カップのサイズが合っていてもストラップを短くしすぎていると、胸を押しつぶしてしまうことがあります。ストラップがずり落ちてくるのが不快できつく締めてしまう方もいますが、胸まで押しつぶしてしまわないように意識してみてください。カップ数が変わったり体型の変化でアンダーが変わったりすることは珍しくありません。そのため、ブラのサイズは定期的にプロに計測してもらうことが理想です。
胸の横〜脇
胸の横〜脇に跡が残る場合は、ワイヤーが体に合っていないことが考えられます。カップのタイプやストラップの長さを変えることで改善されることもあります。バストの横に跡が残る場合はワイヤーが小さいことが、脇に跡が残る場合はワイヤーの幅が広いことが原因となっていることが多いです。
ワイヤーまわり
ワイヤーまわりに跡が残る場合は、バージスラインというバストと体の境目のラインと、ブラジャーのワイヤーのラインが合っていないことが考えられます。バージスラインは、お店で正確に計測してもらうことがおすすめです。バージスラインとワイヤーのラインをしっかりと合わせると、ブラがずれにくいというメリットもあります。
アンダーバスト
アンダーバストにブラの跡が残る場合は、ブラのアンダーサイズが小さいことが考えられます。正しくアンダーサイズを計測してもらうか、アンダーのサイズをあげてみましょう。ホックの位置に余裕があれば、多少の調節も可能です。アンダーのサイズは、ブラの着け心地にも大きく影響します。カップのサイズに目が行きがちですが、アンダーのサイズもしっかり確認してみてくださいね。
背中
背中にブラの跡がつく場合は、背中の脂肪や肌質の柔らかさが原因となることが多いです。ブラをつけた状態で背中に段ができる場合では、アンダーがきついことも考えられます。背中の脂肪が多い方や肌質が柔らかい方は、伸縮性の高い素材のブラやアンダーテープの太いデザインのブラを選んでみましょう。
いつものブラでもこまめなサイズ調整を
いつものブラでも、洗濯でストラップの長さが変わってしまっていたり、むくみでいつものホックの位置ではアンダーがきつかったりすることもあります。着用する際には、こまめなサイズ調整を行うことを意識しましょう。
サイズが合わないブラは、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。特に肌の黒ずみは、一度起きてしまうと美白クリームや美白美容液を塗り続けるなど、長期戦の治療が必要です。サイズがきついときはもちろん、ゆるいときにも摩擦が起こり色度沈着の原因となります。日頃からストラップやホックの微調整を行うことを意識して、肌トラブルを防ぎましょう。
定期的な計測で自分に合ったブラを選ぼう
サイズの合わないブラは、肌の黒ずみ・肩こり・更なるむくみなど、跡が残ってしまう以外にもさまざまなトラブルの原因となります。体や肌の不調を予防するためにも、ブラのサイズは定期的にプロに計測してもらいましょう。また、いつものブラを着用するときでも、その日のコンディションに合わせてストラップやホックの微調整を行うとより快適に過ごせるので、ぜひ試してみてくださいね。