毎日のブラトップはおばさん体型をつくる?
最近は、バストを支える下着の種類の中でも、インナーと一体化したブラトップやカップ付きインナーと呼ばれる下着が人気です。ブラジャーとインナーを別々に着る必要がないことや、トップスの代わりとして1枚で着られるもの、さらには豊富な素材やカラー展開など、ブラトップにはバリエーションが多くあります。
また、ブラジャーの締め付け感が苦手な方にとっても着やすいために、下着ブランドだけでなく、ファッションブランドもブラトップやカップ付きインナーを販売しています。
1枚で着れることでとても楽なブラトップですが、毎日着用することでバストとその付近の体のメリハリがなくなり、おばさん体型を助長させてしまうことがあります。
特に、ブラトップを毎日着続けることで注意したいのが以下の3つです。
- バストの形が崩れる原因につながる
- バストのお肉が脇や背中の方に流る
- 生地が伸びやすく毎日着用するとサイズが合わなくなる
年齢を重ねるにつれて、バストの変化は誰にでも訪れます。個人差はあるものの、特に多いのがバストの下垂です。
毎日のブラトップはバストの下垂や形が崩れるなどの変化を速めてしまう可能性があります。また、バストにあるお肉が脇や背中に流れてしまうことで、体重に変わりはないのに、上半身が大きく見えてしまうことも。
ブラトップを取り入れる場合、休日のお家時間など、体を解放してリラックスしたいシーンに活用するのがおすすめです。同じブラトップを長年着用していると、生地が伸びてバストサイズに合わなくなることがあるので、適度に買い替えながら使いましょう。
スッキリ見えを叶える脇高ブラのポイント
脱・おばさん体型を目指す方のブラジャーは、脇高ブラがおすすめです。ここからは、脇高ブラのおすすめポイントをご紹介します。
バストを体の幅にスッキリ収めてくれる
下半身より上半身の方が大きく見えてしまう理由のひとつが、脇や背中についたお肉。これらのお肉は、バストの一部が流れて、体の横幅が広がって見えている可能性があります。
脇高ブラは、バストのお肉が脇や背中にはみ出さないよう、ブラの中に収めてキープしてくれるブラジャーです。脇下部分や背中のベルトが他のブラジャーよりも高く太く作られていて、バストまわりのはみ出したお肉をしっかりキャッチしてくれます。そのため、体の幅が横に広がりにくく、上半身のボリュームが軽減されるのが特徴です。
脇高ブラなら、背中や脇のお肉がブラの上に乗って体に不自然な凹凸ができる心配がありません。服を着たときに目立ってしまいがちなハミ肉も脇高ブラを着用することで防げます。
また、バストが左右に離れているのが気になる方も、脇高ブラを着用すればバストが横に流れるのを防いでくれ、バストラインが整います。バストがきちんとした場所に位置すれば、体の横幅よりバストがはみ出る心配もなくなります。
バストトップが正しい位置にきて美しい形に整えられる
脇高ブラを着用すると、バストが両サイドに流れることを防いでくれるため、バストとともにバストトップも正しい位置に収まります。
左右のバストトップと鎖骨の中心を結んで正三角形が作れる位置が、バストトップの正しい位置とされています。
脇高ブラを正しく着けることで、左右のバストを中心に寄せられるため、バストトップとバストが美しい形に整えられるのです。
バストの離れが気になる方や、ボリュームのあるバストやきれいな谷間を作りたい方にも、バストトップの位置を高くして、理想的なバストラインが作れる脇高ブラはおすすめです。
背中まわりのもたつき肉の解消効果も
脇高ブラには、背中まわりにあるもたつき肉をスッキリ見せてくれる効果もあります。背中にもたつき肉があると、体のラインにぴったりフィットする服を着るときなどに、背中のお肉が目立って困ることもあるでしょう。
背中のもたつき肉の原因は、長年同じブラジャーを着用していることや、日々のインナーはブラトップがメインでブラジャーの出番が少ないなどが考えられます。
これらのお悩みを解消できるのが脇高ブラです。脇高ブラなら、アンダーベルトが背中のもたつき肉をキャッチして、薄手やぴったりフィットの服を着ても背中に凹凸ができることがなくなります。
脇高ブラの効果を期待するならフィッティングは必須
脇高ブラの効果を最大限に生かすためには、フィッティング(試着)が大切です。自分に合った脇高ブラを着用することで、上半身のスッキリ見せやバストのボリュームアップが叶います。フィッティングの際にチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
自分のバストサイズにあったブラを選ぼう
どのブラジャーにも共通して言えるのは、自分のバストサイズに合うブラジャーを選ぶことです。小さすぎるブラジャーは擦れて痛みが出てしまいます。また、大きすぎるブラジャーは脇肉が流れてしまい、脇高ブラの効果を感じることができません。
お店でフィッティングすれば、店員さんに自分の正しいバストサイズを測ってもらえる場合があるため、自分のサイズを知ってから、そのサイズに合った脇高ブラを選ぶようにしましょう。
脇高ブラのストラップやアンダーベルトは太いものをチョイスする
バストのホールド力を高めたいなら、ストラップは太めで短いものを選ぶとベストです。また、太いストラップは肩への負担がかかりにくいため、ブラをすると肩こりするというお悩みも軽減されます。太く短いストラップなら、ブラジャーのずれも気になることがないでしょう。
脇高ブラは、アンダーベルトも太めのものを選ぶことがおすすめです。太いアンダーベルトは脇や背中に流れるお肉をキャッチしてくれます。そのため、服を着たときに気になる、体の凹凸ラインが消えて、スッキリと見せることができます。
とはいえ、太いストラップのブラジャーを着けると「服からストラップが見えるのでは…?」と心配になるかもしれません。
フィッティングの際は細いアンダーベルトと太いアンダーベルトの脇高ブラを着用して、ご自身の好みのブラジャーを見つけてみてくださいね。
脇高ブラが合わない人っているの?
脇高ブラは、大きなバストが横に広がらないようにする目的にも、小さなバストをボリュームアップ見せる目的にも使用できるため、どのような形のバストにも合うと言えます。
それでも、ブラジャーを長時間着けていると締め付けや痛みを感じて苦手、と言う方もいるかもしれません。
ブラジャーを着けることによる締め付けや苦しさは、ブラジャーを正しく着けるよう気をつけたり、バストのサイズを測り直したりすることで解消できます。
ブラジャーをしていて痛みを感じる場合は、サイズを見直すほかに、ブラジャーのワイヤーや、サイドに入るボーンというパーツに注目してみてください。
ブラジャーのワイヤーには「U字」と「L字」の2種類があります。U字ワイヤーは、ブラジャーの前中心から脇にかけてワイヤーが入っているため、バストを下から引き上げてくれます。ただし、前中心にあるワイヤーが胸に刺さるように感じて痛みを覚える方もいるようです。
L字ワイヤーは、ブラジャーのカップ部分の下側から脇にかけてワイヤーが入っていて、谷間にワイヤーが当たりにくく痛みや圧迫感が少ないのが特徴です。バストを中央に寄せてボリュームを出してくれます。
ワイヤーによる痛みや擦れが気になる方は、L字ワイヤーの入ったブラジャーや、金属以外の柔らかい素材のワイヤーが入ったブラジャーを選ぶほか、ワイヤーなしでもバストを持ち上げる効果が高いブラジャーを選ぶと良いでしょう。
ブラジャーのサイドボーンには、シリコンや金属で出来た硬い芯が組み込まれています。ブラジャーのカップにあるバストのお肉が脇や背中に流れるのを防いで固定してくれるのがサイドボーンですが、ときに着用していて痛みや擦れを感じることもあるでしょう。
ブラジャーの痛みを軽減させるためには、脇のサイドボーンに硬いパーツが組み込まれていないブラジャーを選ぶのがおすすめです。
脇高ブラは体のスッキリ見えを叶えてくれる優秀ブラ
脇や背中にはみ出たお肉や離れたバストなどのお悩みを解消して美しいボディラインをキープしてくれる脇高ブラ。脇高ブラにはしっかりとバストを補正してくれて、上半身のスッキリ見せを叶えてくれる効果が期待できます。体型の変化やバストの形にお悩みの方は、ぜひ脇高ブラを試着してその効果をご自分の目で確認してみてくださいね。