急に入院が決まった!最低限必要なものは?
ケガや病気で急な入院が必要になると気が焦ってしまいますよね。まずは、手続きを行ううえで必ず必要になるものを見ていきましょう。
保険証
保険証は病院での検査や入院の際に必要です。保険証がないと一時的に医療費が全額負担になるため注意しましょう。
全額負担になった場合は後日手続きをすれば、差額を返金してもらうことも可能ですが、忙しくて手続きが面倒という声も聞かれます。保険証は財布などに入れて持っている方が多いと思いますが、普段はもちろん、旅行などの際にもけがや事故などを想定して持っておくと安心です。
お薬手帳・あれば服用中の薬
病院での検査や治療の際には、普段服用している薬や既往歴を聞かれます。風邪などで病院に行った際に「普段服用している薬はありますか?」と聞かれて、あるけれど薬の名前がわからない…と困ってしまった経験がある方も多いでしょう。
とくにお薬手帳は、薬の種類だけでなく、過去の服用歴や量、さらに既往歴を把握する材料にもなります。医師が治療を行ったり薬を処方したりするうえで重要な役割を果たすため、入院時には必ず用意しておきましょう。
筆記用具
筆記用具を持っておけば、申込書や同意書など、書類の記載が必要になった際に役立ちます。黒のボールペンを1本だけでも良いので持っておきましょう。
印鑑
筆記用具と同じく、申込書や同意書などの書類には、押印が必要になるケースもあります。筆記用具と一緒にポーチなどに入れておくと良いでしょう。
現金
急な入院の場合、急いで準備をするため、忘れ物をしてしまったといったトラブルに見舞われることも想定されます。病院の売店で必要なものを購入できるよう、現金もある程度用意しておきましょう。
さらに、現金は自動販売機でジュースを購入したり、コインランドリーを使用したりする際にも必要です。なお、コインランドリーでは、紙幣が使えない場合もあります。小銭もある程度用意しておくと安心です。
入院生活で実際に必要なもの
次に、入院時に実際に必要になるものについて見ていきましょう。緊急時には、上記で解説した必要最低限の物を準備して入院し、あとで家族に持ってきてもらうなどすると良いかもしれません。
着替えと履き物
入院の際には、着替えが必須です。パジャマはもちろん、簡単に羽織れるカーディガンやパーカーを用意しましょう。冬はもちろん、夏の入院の際も、空調が効いて寒く感じる方も多いようです。季節に合わせた羽織りものが1枚あると安心です。
病院内で快適な入院生活を送るには、履き物も忘れず準備しましょう。冬の入院の場合は、厚手の靴下があると暖かく過ごせるためおすすめです。
洗面用具
病院には、歯ブラシや洗顔などの洗面用具がないため、洗面用具も用意しておく必要があります。
タオルや歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、くしなど、毎日使用しているものでかまいません。なお、普段コンタクトを着用している方は、コンタクトケースと洗浄液、メガネを忘れないようにしましょう。
女性の場合は、いつも使っている基礎化粧品も忘れずに。入院の際に入浴が可能であれば、ボディソープやシャンプー、コンディショナーも必須です。病院によっては売店で洗面用具を購入できることもあります。コンビニなどでも購入できるトラベルセットを活用するのもおすすめです。
バッグ
持っているととても便利なものが、持ち手付きのビニール袋やジップロック、買い物袋です。ビニール袋は、洗濯物やごみを入れるのに重宝します。院内で洗濯しなければいけない場合も、ビニール袋に入れて持ち歩けば、汚れ物を人に見られてしまう心配もありません。
また、ジップロックは荷物の仕分けに役立ちます。衣類を分けたり、日用品を入れたりなど、日別や種類別で分けることができます。また、病院内の売店を利用する際には、A4サイズのバッグをもっておくと大変便利です。
最近ではちょっとした外出でも買い物を想定してマイバックを欠かさずカバンのなかに入れている女性も多いようです。買い物袋の代わりにマイバッグを活用するのもひとつの手です。
ボックスティッシュ
病室にはティッシュペーパーがないことがほとんどです。なにかと必要になるため、ボックスタイプのティッシュを備えておきましょう。また、入院中には診察を受けたり検査を受けたりすることもあります。ポケットティッシュやハンカチもいくつか用意しておきましょう。
生理用品
生理用品は、女性には必須といっても過言ではありません。病院の売店でも販売されていますが、トラブルを避けるためにも、普段から使い慣れているものを備えておきましょう。
スマートフォンなどの充電器
意外と忘れがちになってしまうもののひとつに、充電器があります。入院中は家族や友人と連絡を取り合うことも多いでしょう。充電器を備えておくとともに、モバイルバッテリーがあると安心です。
ポケットWi-Fi
病院では、インターネット環境が整っていないことが想定されます。ポケットWi-Fiがあれば、連絡も不自由なくとることができるでしょう。なお、病院によっては通話やスマートフォンの使用を禁止している場合もあります。入院中にスマートフォンを使用するときにはマナーを守りましょう。
下着やパジャマはどんなタイプを何枚用意する?
最後に、入院のときの下着やパジャマについて紹介します。ここでは、入院生活を想定して、ブラジャーやパジャマのタイプにも触れます。
ブラもパジャマも前開きが便利
入院中には急な処置や検査を想定して、ブラジャーもパジャマも簡単に着脱できる前開きタイプを着用しましょう。
また、レントゲンやCTを撮影することもあるかもしれません。レントゲンやCT撮影の際には、金属が付いたブラジャーは外さなければいけません。下着を外したくない方は、スポーツブラなどタンクトップ型のブラジャーを用意しておくと安心です。
入院中は薬や点滴での副作用などで、普段通りに生活できない可能性が十分にあります。体の状態も万全ではないことが考えられるため、締めつけの強い下着は避け、綿100%やシームレスなど、肌に優しいものを選びましょう。
ゆったりした袖で上下分かれたもの
入院中には、経過観察のため採血をすることもあります。いつでも対応できるようパジャマは袖口がゆったりしているものがおすすめです。また、ワンピースタイプではなく、上下別のタイプを選びましょう。
基本は3枚ずつ用意
入院中の着替えは3枚ずつを基本に考えましょう。パジャマ3セット、下着上下3セットあると安心です。また、靴下も忘れずに3セット用意しましょう。
1週間3セットとして考え、適宜洗濯をしていけば困ることもありません。なお、病院によってはコインランドリーがない場合もあります。家族のサポートが難しい場合は、事前に確認しておきましょう。
急な入院が必要な場合も慌てずに準備しよう
急な入院が必要な場合を想定して、日ごろから必ず必要である保険証や筆記用具、印鑑などは所定の場所に置いておきましょう。また、妊娠中などで少しでも入院の可能性がある場合には、パジャマや下着を3セット以上準備しておくと安心です。また、同居の家族がいる場合には、どこになにがあるかを共有しておくのもひとつの手です。入院生活をすこしでも不安なく快適に過ごせるようにしておきましょう。