人目に触れさせたくない下着。どこに干してる?
洗濯後の下着をどこに干そうかと迷ったことはありませんか?「外に干したいけれど人に見られたくないし、家のなかではなかなか乾かない…」と悩んでいる女性も多いようです。まずは、一般的な下着の干し場所についてみていきましょう。
ベランダなど屋外
一般的に洗濯ものを干す場所といえば、ベランダや庭などの屋外です。
ある調査によると、屋外に干している方は、全体の約40%という結果に。大切な下着を気持ち良く乾かしたいからと、外に干すことを習慣にしている人も多いようです。
室内干し
室内に干している方も多数います。室内であれば、人に見られる危険性が少なく、盗難を避けられ、プライバシーを守れるでしょう。また、室内干しには直射日光を避けたり、花粉やPM2.5の付着を防げたりなどのメリットもあります。
乾燥機・コインランドリー
雨の日や梅雨の時期など、屋外に下着を干せない場合には、乾燥機やコインラインドリーを活用している方も一定数います。
天気が悪い日でも気にせず洗濯乾燥できるのは、乾燥機やコインランドリーならではの魅力です。外干しや屋内干しでの自然乾燥に比べて費用は掛かりますが、人目に触れず、なおかつしっかりと乾かせるでしょう。
下着を干すのに良い条件とは?
ここで、下着を干すときに必要な条件について見ていきましょう。洗濯ものをしっかりと乾燥するには気温と湿度、そして風の3つの要素がそろっていることが大切です。
風通しが良い
下着を快適に乾かすには、風通しが良い場所を選びましょう。
風通しが悪く空気が留まっている場所では、洗濯ものが乾きづらくなります。また、時間の経過とともに雑菌の繁殖原因にもなるため注意が必要です。
室内干しの場合には、窓を2カ所以上開けたり、エアコンや扇風機の風を活用したりなどの方法があります。また、最近では室内干し用の乾燥機も販売されているため、活用すると良いでしょう
直射日光が当たらない
下着を干す際には、直射日光が当たらない場所を選びましょう。直射日光や紫外線は、下着の黄ばみの原因になります。屋外でも屋内でも、直射日光が当たらず風通しの良い場所を選びましょう。
乾くまで5時間以上かからない
洗濯ものが乾くまでの時間は5時間以内が良いとされています。その理由は、乾くまでに5時間以上かかると生乾きの原因菌が発生しやすくなるからです。
洗濯もの同士の間をあけて風通しを良くするだけでなく、下着が空気に触れる面積を広くしたり、エアコンの除湿や除湿器などを活用したりするのも良いでしょう。
プライバシーが守られる
女性が下着を干す条件として忘れてはいけないことが、プライバシーが守られているかどうかです。とくに、ブラジャーやショーツを外部から見える場所に干すと、盗難の可能性があるだけでなく、生活リズムが推測されたりおおまかな年齢が知られたりと、さまざまなリスクがあります。とくに女性の一人暮らしの場合には注意が必要です。
下着に良い干し方、工夫してる?
ここからは、実際に下着の干し方の工夫について見ていきましょう。
屋外派
屋外に干す場合に気を付けたいのは、以下のポイントです。
◆直射日光に当てない
◆人目に触れない場所を選ぶ
屋外に干している方のなかには「タオルやハンカチなどで囲って人目に触れないようにしている」「ほかの洗濯もので影をつくってそこに干している」という意見がありました。
また、「風が強い日には飛んで行ってはいけないため、できるだけ干さない」という方もいるようです。
室内派
室内に干す場合には、屋外とは違い、できるだけ短時間で乾くように工夫している方が多いようです。また、普段は屋内に干している方も、洗濯ものが乾きにくい秋冬や梅雨、花粉が気になる時期は室内干しという意見もありました。
室内に干している方は、冬は暖房、夏は扇風機や冷房を活用して、乾燥時間の短縮に役立てているよう。また、リビングに干すのは抵抗があるからと、一番人目に付かない寝室で乾かしている方の多いことが実態です。
また、より人目を避けながら早く乾かしたいと浴室乾燥機を活用しているという意見もありました。
室内でなおかつ浴室ならば、プライバシーを守りながら下着を干すことが可能。さらに、天候に左右されずまとめて干すこともできるでしょう。
乾燥機・コインランドリー派
屋外で乾かしたいけど天気も悪いし、室内だと乾きにくい…そんなときには、家庭用の乾燥機やコインランドリーを活用するのもひとつの手です。しかし、コインランドリーの乾燥機は高温になるため下着へのダメージが懸念されます。また、乾燥している最中に人目に触れてしまうという危険性も。下着が盗まれるリスクもあるため、あまりおすすめはできません。
どうしてもコインランドリーで乾燥したいときには、下着が見えにくいようにタオルや衣類と一緒に利用すると良いでしょう。
下着を家庭用の乾燥機にかける場合にも注意が必要です。乾燥の際には、高温になるため熱によって縮んだり劣化したりなどのトラブルの可能性があります。乾燥機を使用するときには、途中まで乾かして、あとは屋外や室内干しを活用して自然乾燥するのがベスト。乾燥機を使用する前には必ず下着の洗濯表示を確認しましょう。
正しい下着の干し方は?
最後にブラジャーとショーツの正しい干し方についてご紹介します。実は、意外と知られていない正しい下着の干し方。これを機会に正しい下着の干し方を知って、大切な下着を長く愛用しましょう。
ブラジャーの干し方
ブラジャーにはレースやフリルなどの装飾があるため、手洗いや洗濯ネットに入れて洗うことが鉄則です。洗剤は下着用洗剤を使用しましょう。ブラジャーを干すときには、1か所で留めたりストラップをひっかけたりする方法はNG。ブラジャーを痛めない干し方は、逆さ干しです。
ブラジャーを干す前には、必ずカップの形を整えましょう。また、ストラップもきちんと整えてから干します。ブラジャーの干し方には、ハンガーを使う方法とピンチハンガーを使う方法があります。
ハンガーを使う場合には、ブラジャーをカップの中央部分で二つ折りにして、ハンガーにかけて干します。ピンチハンガーを使う場合は、ブラジャーを逆さにして干しましょう。ワイヤー部分を洗濯ばさみで留めて干します。
なお、フリルやリボンなどの装飾が多いブラジャーを干す際には、装飾部分を痛めないように注意しましょう。
ショーツの干し方
ブラジャーと同じように、ショーツにも正しい干し方があります。ショーツはブラジャーとは違い、逆さ干しはNGです。同じ下着なので干し方を混同してしまわないように気を付けましょう。
ショーツは、ピンチハンガーなどにつるして干します。ショーツのウエスト部分を左右1か所ずつ留めましょう。引っ張って干すとウエスト部分のゴムが伸びてしまうため注意が必要です。また、内側にも風が通るようにゆったりめに干すと良いでしょう。
サニタリーショーツやTバックなどのショーツも同じように干します。装飾が多い場合には、装飾部分を外側にすると乾きやすいためおすすめ。立体ショーツの場合は、型崩れを起こさないように形を整えてから干しましょう。なお、洗濯ばさみの跡をつけたくない場合には、竿に通す吊り干しがおすすめです。
自分のライフスタイルにあった干し方を見つけて快適に過ごそう
毎日着用する下着は大切に扱いたいものです。丁寧に洗濯したものの、干す場所を間違って生乾き臭が発生してしまったり、生地を傷めてしまったりすると下着がダメになってしまう原因になりかねません。とはいえ、天候が悪くなかなか外に干せなかったり、忙しくて昼間に干すことができなかったりすることもあるでしょう。風通しが良い・直射日光が当たらない・人目に付かない場所を選んで、ライフスタイルに合った干し場所を見つけてみてくださいね。