今回は、鼠蹊部を締め付けないほうがいい理由やナイトショーツを着用するメリット、さらにおすすめのタイプについて詳しく解説しています。
ナイトショーツとは
ナイトショーツとは、その名の通り夜寝るときのオフモードの時間に着用するショーツのことです。ナイトショーツは初めて聞いたという方も、人気の夜用下着「ナイトブラ」と同じようなタイミングで使用すると聞けば、イメージしやすいのではないでしょうか。
一般的なショーツは、ウエストや鼠蹊部(太ももの付け根あたり)をゴムで締め付けていることが多いです。ナイトショーツは、このような不快な下着の締め付け感を軽減した、ゆったりとした着心地の下着です。
不快な締め付けをなくし血流をよくすることで、体がリラックスした状態で就寝することができます。これにより快適な睡眠を促し、睡眠の質を向上する効果が期待できます。
鼠蹊部の締め付けをなくす目的なら、下着を着用せずに裸で寝ればいいと考える方もいるのではないでしょうか。しかし、人は就寝時に寝汗を多くかきます。下着を着用しないで寝ると、汗や皮脂、雑菌などの汚れによりベッドが不衛生な状態になってしまいます。
ナイトショーツは睡眠時の着用に特化しているので、吸水性や風通しの良さが重視されていることも魅力です。さらに下着が汗を吸収してくれるため、体の冷えを予防することができます。
なぜ鼠蹊部を締め付けないほうがいいの?
ナイトショーツは鼠蹊部への締め付けを軽減できることがメリットの下着ですが、鼠蹊部を締め付けないほうがいい理由を知っていますか?
ここでは、鼠蹊部を締め付けないほうがいい以下の3つの理由について、詳しく解説します。鼠蹊部を締め付けないナイトショーツのメリットがわかるので、確認してみてくださいね。
- むくみや冷えの解消
- かゆみ、黒ずみの解消
- 擦れ、締め付けによる痛みの解消
むくみや冷えの解消
鼠蹊部には、大きな血管やリンパが通っています。このような大事な部分を下着で締め付けてしまうことで、さまざまな体の不調が起こりやすい状態になってしまうのです。
まず、鼠蹊部の締め付けによって老廃物が溜まりやすくなり、むくみの原因となります。また老廃物のたまりは、疲労感の原因にもなります。疲れがたまりやすい・なかなか疲れがとれないなどの辛い症状となって現れることがあるでしょう。
さらに鼠蹊部の締め付けは、血行不良にもつながります。その結果、手や足などの冷えに悩むことがあります。このようなマイナートラブルを防ぐためにも、鼠蹊部の締め付けはできるだけ避けたいものです。
かゆみ、黒ずみの解消
ショーツによる鼠蹊部の締め付けは思っているよりも強く、ゴムの部分が擦れることでかゆみや黒ずみなどの肌トラブルが起きることも多いです。肌に合わない素材の下着の場合は特に、肌トラブルが強く出る傾向があります。
下着による締め付けで肌に摩擦や刺激が生じると、かゆみの原因になります。かゆみから肌のかぶれにつながることも多いです。
鼠蹊部の締め付けが強い下着を着用していると、かゆみやかぶれが生じている部分をさらに締め付けてしまいます。その結果、なかなか治らないかゆみやかぶれなどの肌トラブルに長く悩むことになってしまうでしょう。
また、鼠蹊部の締め付けは肌の黒ずみの原因になります。締め付けが起きている部分の皮膚に、メラニン色素の沈着が起きることで肌が黒ずんだように感じます。
一度起きてしまったかゆみや黒ずみの解消、そして予防のためにも鼠蹊部を締め付けないことが大切です。
擦れ、締め付けによる痛みの解消
鼠蹊部の締め付けが強い下着を長時間着用していると、肌への擦れや締め付けから痛みが生じることがあります。下着は、一日のうちのほとんどの時間を着用して過ごすものです。はじめは締め付け感や痛みを感じなかったとしても、徐々に苦痛に感じることも多くあります。
さらにサイズの合っていない下着やゴムの力が強い下着では、下着が肌に食い込むこともあります。このような下着は、短時間で擦れや締め付けによる痛みを感じるでしょう。
鼠蹊部を締め付けない下着を選べば、長時間の着用でも擦れや締め付けによる痛みが生じることはありません。
開放感あるナイトショーツのおすすめタイプ
ナイトショーツは、さまざまなタイプのものが販売されています。自分に合ったタイプのナイトショーツを選んで、快適に過ごしましょう。
今回おすすめする開放感あるナイトショーツのタイプは、以下の4つです。
- ふんどしタイプ
- フリルタイプ
- ショートパンツタイプ
- ソングタイプ
それぞれの特徴を解説するので、ナイトショーツ選びの参考にしてみてくださいね。
ふんどしタイプ
ふんどしに対して「自分には縁がないもの」「男性が着るもの」などのイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。実はナイトショーツの中でも、女性用のふんどしタイプのショーツは人気のタイプのひとつです。
ふんどしタイプのナイトショーツは、まるで何も履いていないようだ、という開放感ある履き心地が人気です。商品によっても異なりますが、ゴムを使用する位置が工夫されていたり、紐を結ぶことで調節したりして着用します。これにより、鼠蹊部に強い締め付けが起こらない構造になっています。
ふんどしといっても、形やデザインは現代風にアレンジされているので、抵抗なく着用することができるでしょう。
フリルタイプ
鼠蹊部の部分がふんわりとしたフリルで覆われたフリルタイプのナイトショーツは、鼠蹊部の締め付けの解放とかわいらしいデザインを両立した人気のタイプです。鼠蹊部にゴムを使用しないことで、締め付けを防ぎます。
ナイトショーツは就寝中だけのものと言っても、テンションの上がるようなかわいいデザインを楽しみたいですよね。フリルタイプのナイトショーツなら、おしゃれと機能性と履き心地の全てが叶います。
かわいらしいものからレース素材のセクシーなものまでさまざまなデザインがあるので、自分好みのフリルタイプのナイトショーツが見つかること間違いなしです。
ショートパンツタイプ
ショートパンツタイプのナイトショーツは、その名の通り丈が太もものあたりまである、ショートパンツのようなショーツです。一般的なショーツと違い鼠蹊部は覆われているだけなので、締め付けを解消することができます。
さらに布面積が多いので、体の冷えから守ってくれます。冷えに悩んでいる方や、冬の寒い時期のナイトショーツとして特におすすめのタイプです。
ソングタイプ
ソングタイプとは、ショーツの後ろ側が紐のように細いタイプのショーツのことです。Tバックと聞くとイメージしやすいのではないでしょうか。ソングタイプのショーツは服に下着のラインが響かないので、タイトな服を着るときの下着として人気です。
ソングタイプのショーツは鼠蹊部にそもそも布がなく、締め付けのない開放感のある下着です。一般的なショーツよりも布面積が少ないため、通気性にも優れています。このような理由から、実はナイトショーツとしても優秀です。
特に夏の暑い時期は、汗でムレや匂いが気になります。通気性抜群のソングタイプショーツなら、熱や湿気がこもりにくく、夏でも快適に過ごすことができるのでおすすめです。
開放感あるナイトショーツにはメリットがたくさんある
鼠蹊部の締め付けは、体のさまざまな不調につながります。鼠蹊部を締め付けないナイトショーツを着用すれば、開放感のある履き心地だけではなく体の不調を解消する効果が期待できるでしょう。
ナイトショーツは、機能性からデザイン性まで妥協せずに選ぶことができます。お気に入りのデザインを見つけたり、季節によってタイプを変えたりと、ナイトショーツライフを楽しんでくださいね。