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デリケートゾーンの臭いや黒ずみ、どうやってケアしてる?

TEXT / LINGERISTA編集部

デリケートゾーンの臭いや黒ずみ、どうやってケアしてる?
デリケートゾーンケアに興味があるけど、何からはじめていいかわからない方のために、デリケートゾーンの洗い方など具体的なケア方法をお伝えします。実際どのくらいの方がケアをしているのか?どんなアイテムが必要なのかも合わせてご紹介します。

デリケートゾーンケアとは

デリケートゾーンの洗浄と保湿ケア
デリケートゾーンの洗浄と保湿ケア

デリケートゾーンケアとは、主にデリケートゾーンの気になる臭いやかゆみ、黒ずみなどに対して顔を洗うときのように洗浄と保湿ケアを行うことを指します。

臭いの原因になる汚れやムレを改善するためのVIO脱毛や適切な下着選び、また最近話題の膣トレも、デリケートゾーンの不快感を解消するという意味ではデリケートゾーンケアのひとつと言えるでしょう。

デリケートゾーンケア、実際にみんなしているの?

ちょっと人には相談しにくいデリケートゾーンのお悩み。女性のデリケートゾーンに関する調査ではデリケートゾーンケアをしたことがない方は6割。ケアをしたことがない方だけを集めて聞くと、そのうち7割はデリケートゾーンケアに興味があると回答しています。「興味はあるけど、方法がわからない」という方が多いようですね。

ケアをしたことがあるという方に、行ったケア内容を聞いてみると「アンダーヘアのケア」「生理用品(おりものシート含む)をこまめに交換する」などの回答が返ってきました。それくらいなら私もやっているわ、という方も多いのではないでしょうか。

専用アイテムを使いこなすことだけでなく、デリケートゾーンの不快感を減らし、快適に過ごそうという工夫もデリケートゾーンケアの一部なのですね。

特にデリケートゾーンのトラブルがないのでケアに興味がない方もいれば、デリケートゾーンケアは聞いたことはあるし興味はあるけど、まだ一歩踏み出せていないという方もいるでしょう。専用のアイテムを実際に使用している方はまだそこまで多くないものの、デリケートゾーンケアへの関心は徐々に増加傾向にあるようです。

気をつけたいのは、デリケートゾーンの不快感に対して「これは当たり前だ」と思い込んでしまうこと。普段なかなかオープンに話す機会のない部位だけに、おりものの臭いがきつくなったり生理中に強いかゆみに悩まされても「こういうものなんだ」と我慢してしまっている場合があるのです。

デリケートゾーンの悩みは家族や友人にも言いづらいのでひとりで抱え込みがちですが、不快な症状がある場合は婦人科などに相談してみましょう。

デリケートゾーンケアのアイテムとその使い方

店頭でも見かける機会が増えてきたデリケートゾーンケア専用のアイテム。特にデリケートゾーン専用のソープと保湿ケアアイテムは可愛らしいパッケージのものも多いため、手に取ってみたことがある方もいるのではないでしょうか。

デリケートゾーンケアを試してみたい方のために、専用アイテムとデリケートゾーンの洗い方をご紹介します。

専用ソープ

まぶたよりも皮膚が薄いといわれるデリケートゾーン。汚れが溜まったままだと、皮膚のくすみを引き起こすことも。しかし、粘膜に近い部分のため一般のボディソープで洗うと刺激が強すぎます。

必要なうるおいまで取られてしまうと、乾燥してかゆみの原因に。また、肌に必要な細菌が死滅してしまい、かえって臭いを放つ原因になることも。

デリケートゾーン専用のソープなら、低刺激でも臭いやムレのもとをしっかり洗い流してくれます。しっかり泡立てて使うことでより刺激を減らせるため、面倒な方や不器用な方は泡立てネットを利用すると良いでしょう。

保湿アイテム

いくら専用のソープでも、洗いっぱなしは乾燥トラブルのもと。清潔になった後は、専用の保湿アイテムでデリケートゾーンをやさしく保湿しましょう。

保湿アイテムには化粧水タイプやクリームタイプ、オイルタイプなどがあります。使用感や香りの有無など、自分の好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

デリケートゾーンの洗い方

製品に記載の使用量や使用方法を守りましょう。臭いが気になるからといってソープの量を増やしたり、繰り返し何度も洗うとデリケートゾーンを痛めてしまいます。

基本はやさしい泡でそっと洗うこと。汚れの溜まりやすい部分もこすらずに泡で包み込むようにして洗います。 泡が残らないよう、すすぎはしっかり行いましょう。

ちなみに膣の中は粘膜による自浄作用があるため、洗うのは外側のみで大丈夫です。

外出先で気になるときは消臭スプレー

出先で洗えないけど、なんだかデリケートゾーンの臭いが気になる…。

そんなときに使えるのがデリケートゾーン用消臭スプレーです。生理中の臭いや暑い日のムレからくる臭いなど、気になったときにトイレでサッと対処できるのは嬉しいですね。

かゆみや黒ずみは合わない下着が原因のことも

自分に合ったサイズのショーツを着用していくことが大切
自分に合ったサイズのショーツを着用していくことが大切

「デリケートゾーンを清潔に保っているつもりだけど、かゆみや黒ずみが気になる…」それはもしかしたら今履いている下着が原因かもしれません。

肌のかゆみは、基本的に肌の水分や油分が不足しているときに起こりやすくなります。体に合わない下着を履いていると、不必要な締め付けや皮膚と下着の摩擦により肌を守っている油分が削られ、中の潤いが蒸発しやすくなります。乾いた肌はさらに摩擦に弱くなり、こすれた部分のかゆみが強くなったり、刺激により黒ずみが起こる原因に。

ショーツはブラジャーと違って、試着をせずになんとなくのサイズ感で購入する方が大半です。長年ずっと購入サイズを変えていない方も多いのではないでしょうか。

デリケートゾーンを保湿するとともに、この機会にヒップのサイズをあらためて採寸して、自分に合ったサイズのショーツを履いてみましょう。血液やリンパの流れも改善されて、足首やふくらはぎのむくみが減るオマケもついてくるかもしれませんよ。

デリケートゾーンケアはすべての人に必要?

「特にデリケートゾーンの臭いやかゆみが気になったことはないけど、最近流行っているし取り入れたほうがいいかな?」と検討中の方もいるでしょう。「自分では気づいていなかったけど、私って臭いの?」と不安になる方もいるかもしれません。

現在特に不快な症状やトラブルを感じていないのであれば、デリケートゾーンに特別なケアをする必要はありません。今の状態が、バランスの取れた良い状態ということです。ケアをプラスすることで、かえって保たれていたバランスを崩してしまう可能性があるので「みんながはじめたから」と慌てる必要はありません。

今まで無関心に過ごしてきたデリケートゾーンに意識を向けることを大事にして、これからも肌の様子などを定期的にチェックしてあげましょう。

女性ならではのデリケートゾーンの不快感を改善しよう

見えない部分だけに、今まであまり気にかけてこなかったデリケートゾーン。多少の不快感は「女性だからしょうがない」と我慢してきた方もいるでしょう。

女性であることに喜びを持って過ごせるように、自分の体の一部であるデリケートゾーンの不調に向き合い、必要なケアをしてあげましょう。これは誰かに頼むことができない、あなた自身しかできないケアなのです。

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