ブラを選ぶときの決め手は？

ブラジャーを選ぶとき、どんなポイントを決め手にしていますか？デザインやサイズ、機能性など、ブラジャー選びの決め手は人それぞれですよね。しかし、やっとお気に入りのブラジャーを見つけても、あまりフィットしていないと感じたり体のラインが美しく見えないと感じたりしている人も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、骨格診断を活用したブラジャー選びです。

ブラ選びにも使える「骨格診断」とは？

骨格診断とは、持って生まれた体型を美しく見せるデザインや素材の見極めに用いられるファッション理論です。体型によってストレート・ウェーブ・ナチュラルの3種類の骨格に分けられます。

骨格診断は主に洋服選びで用いられます。ストレート・ウェーブ・ナチュラルとそれぞれの体型に合わせたボトムやトップスを選ぶことで、体型を活かしたりカバーしたりすることが可能になります。自分に似合う服がわからないという方はもちろん、もっと服をおしゃれに着こなしたいという方からも、注目を浴びている方法です。

洋服選びで用いられることが多い骨格診断ですが、実は、下着選びにも活用できるのをご存知でしょうか？自分の体型に合わせた下着を選べば、ファッションのベースとなる体型をより美しく見せることができるのです。

骨格診断3タイプの特徴

先程もご紹介したように、骨格診断では、デコルテの出具合や胸の位置、体のシルエットなどからストレート・ウェーブ・ナチュラルの3つのタイプに分けることができます。まずは、ストレート・ウェーブ・ナチュラルのそれぞれの特徴を見ていきましょう。

ストレート

骨格ストレートの方は、立体的でグラマラスな体型をしています。胸の位置や腰の位置が高く、デコルテにハリがあるのも特徴。また、横から見ると上半身に厚みがあり、どちらかというと筋肉質です。首は短い傾向にあり、太ももは太めでひざ下は細めです。

ウェーブ

骨格ウェーブの方は、首が細く長めで、バストとヒップが低めの位置にあります。太ってもあまり上半身に脂肪がつかず、華奢な印象を与えやすい体型です。太ももは細めでひざ下にボリュームがあり、緩やかな曲線のようなボディラインが特徴。女性らしい体型ともされています。

ナチュラル

骨格ナチュラルの方は、鎖骨をはじめ肩や肩甲骨が大きいことが特徴です。また、膝の皿が大きく関節は太め。全体的に肉感を感じさせず、骨や関節が目立っているのも骨格ナチュラルならではとされています。体の重心が取れていて、直線的でバランスの良い体型です。

骨格診断3タイプ別の似合うブラとは？

次に、骨格診断3タイプに分けて、それぞれに似合うブラジャーについて見ていきましょう。

骨格ストレートの方は盛り過ぎず、なおかつ胸を自然に寄せられるブラジャーがおすすめ。また、骨格ウェーブの方は胸の位置を上げてくれるブラジャー、ナチュラルの方は横流れを防ぎながらバストをメイクしてくれるブラジャーを選びましょう。それぞれに合うブラジャーについて、詳しくご紹介します。

ストレート

上半身に厚みが出やすく胸の位置が高い骨格ストレートの方は、盛りすぎると太って見えるため注意が必要です。また、バストが離れていると感じている方も多いよう。

グラマラスな体型をしているため、あえてバストトップを抑えるデザインのブラジャーがおすすめです。離れた胸を自然に寄せて胸の形を整えることができる、フルカップのブラジャーも良く似合います。ボリュームを作らないブラレットを選ぶのも良いでしょう。

なお、骨格ストレートの方がブラジャーを選ぶ際には、ハリのあるサテン生地をセレクトしてみるのもおすすめです。柄は大きめのデザインが似合います。花柄やレースデザインのものも、大柄を意識して選ぶと良いでしょう。

ウェーブ

デコルテが薄くバストの位置が低めの骨格ウェーブの方は、しっかりと胸の位置を上げてボディバランスを整えてくれるブラジャーがおすすめです。下がって見えやすい胸をぐっと持ち上げるような補正力のあるブラジャーや、谷間を作れるようなブラジャーも良いでしょう。また、下からしっかりと持ち上げられるよう、肩ひもが太めのものもおすすめです。

デザインで迷ったら骨格ウェーブの方が似合うとされている素材に注目してみましょう。骨格ウェーブの方は、光沢のある素材が得意とされています。また、肌質になじむ柔らかい素材も良く似合います。ブラジャーで取り入れるなら、華やかなレースがおすすめ。また、柄は、大柄よりも小柄なものが得意です。小さな花柄やドット柄のブラジャーをセレクトするのも良いでしょう。

ナチュラル

骨格ナチュラルの方は、肩や肩甲骨が大きいため、バストが横に広がって見えてしまいます。あまり盛りすぎてしまうと肩幅が目立ち、上半身がごつく見えてしまうため注意しましょう。また、前中心が高いU字ワイヤーのブラジャーを選ぶと、ワイヤーが当たって痛くなってしまうこともあります。

ブラジャー選びの際には、横流れを防ぎながら胸を寄せることができる脇高のブラジャーや、前中心が低いL字ワイヤーのブラジャーをセレクトすると良いでしょう。脇部分のお肉もしっかりと寄せることができれば、痩せ見え効果も発揮できますよ。

なお、骨格ナチュラルの方は、カジュアルな柄が良く似合うとされています。デザインで悩んだときには、ストライプ柄やチェック柄など親しみやすいものを選んでみましょう。

迷ったら丸胴・平胴で判断する方法も

骨格診断で自分がどのタイプに当てはまるかわからない方には、丸胴か平胴かでブラジャーを選ぶのもおすすめです。丸胴か平胴かの見分け方は骨格診断よりも単純。横からも見たときに体に厚みがあれば丸胴、薄く感じる場合は平胴です。

なお、骨格ストレートの方は丸胴、骨格ウェーブの方はやや平胴、骨格ナチュラルの方には平胴が多いとされています。

丸胴

丸胴体型の方の場合、平胴の方よりもボリュームが出やすく、バストが外向きになっています。そのため、外向きのバストをしっかりと内側に寄せるブラジャーを選びましょう。また、ボリュームが出やすいため、しっかりホールドして安定感のあるブラジャーを選ぶのもポイントです。

おすすめは、安定感のあるU字ワイヤーのブラジャーです。U字ワイヤーのブラジャーは、胸をしっかりと支えてくれるだけでなく、シルエットも美しく見せてくれます。丸胴の方のボリュームのあるバストもしっかりと持ち上げられるデザインです。また、カップはバスト全体を覆い安定感のあるフルカップがおすすめです。

平胴

平胴体型の方は、バストに高さや厚みが出にくいことが特徴です。バストも広がりやすいため、横流れを防げるブラジャーを選びましょう。

とくにあまりボリュームがないという平胴の方は、カップが深いと浮いてしまうこともあるため注意が必要です。ワイヤーの形は谷間ができやすいL字がおすすめ。ボリュームがあまりない方は、1/2カップなどの浅めのブラジャーをセレクトしましょう。

なお、平胴体型の方でもバストにボリュームがある方は、U字ワイヤーのブラジャーも検討してみてください。

骨格診断を活かして自分に似合うブラジャーを見つけよう

これまでなかなか自分に合うブラジャーに出会えなかった方も、骨格診断を活用すれば、体型にあった理想のブラジャーに出会えるかもしれません。また、自分の骨格がどれに当てはまるかわからない方や自信がない方には、丸胴か平胴かでブラジャーを選ぶのもおすすめです。ぜひ自分の体型にあったブラジャーを見つけて、素敵に着こなしてみてくださいね。