胸の左右差が原因で起こる下着の悩み
胸の左右差は見た目が気になるだけでなく、下着がフィットしないことでさまざまな悩みが起こります。
擦れて痛い
胸に左右差があると、どちらか片方の胸に合うサイズや両方の胸の間のサイズのブラを選ぶことになります。そのため、胸や谷間とブラの間にスペースができてしまうことで、ブラが擦れて痛みや痒みを感じてしまうことがあります。
跡がつく
小さいほうの胸に合わせてブラを選んでいる場合には、大きい方の胸に対してブラがきつく、胸が押さえつけられてしまいます。特にワイヤーがバストラインより小さいと、跡が残ってしまうことがあるため、注意が必要です。
左右どちらかがパカパカ浮きやすい
左右でボリュームに差があるバストの場合、小さい方の胸とブラのカップに隙間ができてしまうことがよくあります。着用時にまわりの肉を集めてカップにおさめていても、次第にカップから逃げてしまいブラがパカパカと浮きやすいようです。
肩紐が落ちやすい
カップがパカパカ浮かないように、ストラップを片方だけ短くする方法があります。しかしバストトップの位置がズレてしまうため、ストラップの長さを左右同じにしている方も多いのではないでしょうか。そうすると、小さい胸の方はどうしてもストラップが緩くなってしまい、ストラップがズレてしまう原因になります。
どうして胸の大きさに左右差がでるの?
実は、ほとんどの女性の胸には左右差があります。足のサイズが左右で少し違ったり、目の形が左右で異なったりすることと同様に、胸が左右対称でないことは当たり前なのです。しかし次に紹介するような要因により、さらに胸の左右差が大きくなることもあります。
右利きだと左胸が大きくなりやすい
筋肉が発達していると脂肪を燃焼しやすいため、バストにある脂肪も燃焼されやすくなります。バストは90%が脂肪組織でできていますが、筋肉がついている胸の方が、脂肪が燃焼され小さくなってしまうといわれています。
右利きの方は右胸に筋肉がつきやすいため、右胸の脂肪が燃焼され、右胸の方が小さく、左胸の方が大きくなりやすいようです。
片側性スポーツをしている
片側だけでラケットを持つテニスや、同じ方向に体をねじるゴルフなどのスポーツをよく行う方は、片側の筋肉だけが発達したり体にゆがみが生じたりします。バストの筋肉や脂肪のつき方にも影響が出るため、胸の左右差の原因になります。
スポーツだけでなく、片方の肩でばかりバッグを持つ癖がある方も、左右差が出やすいため注意しましょう。
姿勢が悪い
片足に体重をかけて立ったり脚を組んだり、頬杖をついたりするクセがあると、骨格にゆがみが生じやすくなります。骨格のゆがみによりバストの左右差が生じるだけでなく、猫背により胸が垂れやすくなるなど、姿勢が悪いことはバストにとって良くありません。
病気が潜んでいる
左右差が大きい場合や急に片方の胸が大きくなってきた場合は、病気が関係しているかもしれません。このような症状で左右差が気になる方は、一度病院で診察を受けてみましょう。
胸の左右差を放置するデメリット
元々胸に左右差はあるしこのままでいいか、と放置していませんか。左右差があるバストのケアをせずに放置することは、次のような悪影響があるため、適切なケアを行うことが大切です。
胸が脇や背中に流れる
胸に左右差があると、どうしても片方の胸がブラにフィットしません。フィットしていない方の胸は、ワイヤーをすり抜けて脇や背中へと胸の肉が流れてしまいます。左右差が大きい胸では、どちらの胸もブラにフィットしないこともあるでしょう。そうすると、両方の胸の肉がブラの外へと流れやすくなります。
肩がこる
体のゆがみにより胸の左右差が出ている方は、筋肉のコリや血流に影響する可能性があります。それにより、肩こりが起きやすいのも特徴です。大胸筋や小胸筋が硬くなっている方は、巻き肩になりやすく、より肩こりが悪化しやすいです。
片側だけ垂れる
胸にフィットしていないブラを長期間着用することは、胸が垂れてしまう原因のひとつです。胸に左右差があると、片方の胸にのみフィットするブラを選ぶことが多く、どうしても反対側の胸はブラにフィットしません。ブラから十分なサポートを受けられないバストは、重力の影響で垂れやすくなります。
胸の左右差がある人向け!ブラのサイズの合わせ方
小さい方の胸に合わせてブラを選ぶ女性が多いそうですが、大きい方の胸にフィットするブラを選ぶことが正解です。バストの左右差があっても、正しいブラの合わせ方を知れば、どちらのバストも快適なブラを見つけられますよ。
ブラパッドで補正する
胸の左右差によりブラがフィットしない場合には、ブラパッドを利用すると良いでしょう。次のような使い方を試してみてください。
- 大きい方の胸だけのブラパッドを抜く
- 小さい方の胸にブラパッドをプラスする
ブラを購入する際に、ブラに合うブラパッドを一緒に買っておくと安心ですね。
脇が高めで補正効果の高いブラを選ぶ
ブラから胸が脇や背中に流れることを防ぐためには、脇高のブラがおすすめです。さらに寄せて集める補正力があるブラを選べば、小さい方の胸にまわりの肉を集めることができ、見た目の左右差を軽減できます。
左右別サイズを選べるブラも
胸の左右差が大きく、一般的なブラを着用するのが苦しかったり難しかったりする方には、片胸ずつサイズを選べるブラがおすすめです。SAYUSA(サユサ)では、ブラのカップと厚みを片胸ごとに選び、自分の胸にフィットしたブラを購入できます。
胸の左右差を改善するためにできること
ブラ選び以外に行える胸の左右差改善方法を3つご紹介します。
姿勢に気をつける
体のゆがみの原因となるクセは、意識して正しましょう。足を組んだり頬杖をついたりする片側に寄るクセのほかにも、猫背やスマホ首も注意したいポイントです。背中が丸まることで、バストは垂れやすくなり血流も悪くなるため、肩甲骨を寄せて胸を開く姿勢を意識できると良いですね。
ヨガやストレッチを行う
硬くなっている筋肉をほぐすには、ヨガやストレッチがおすすめです。リラックスして行い、今ある左右のコリや硬さの違いを感じてみましょう。左右均等に柔軟性を高めることで、筋肉の張りやコリの左右差が改善します。ストレッチやヨガを行うと、血行が良くなり、バスト全体のハリアップ効果も期待できますよ。
左右均等に負荷をかける
かばんを片側に持つクセがある方やテニスなど片側性スポーツをする方は、体を左右均等に使うことを意識しましょう。普段かばんを右に持つことが多いのであれば左でも持つようにしましょう。片側性スポーツをする方は、左右均等に負荷がかかるように、筋トレで利き腕でない側の筋肉もつけるようにすると良いですね。
バストの左右差を改善して、薄着に自信を持とう
薄着の季節は、普段以上にバストの形や大きさが気になってしまうものです。胸の左右差は、ブラで補正することで、簡単に見た目を整えることができます。左右差がひどくなってしまう習慣を見直すことも、バストの大きさの差を広げないためには大切です。ぜひ今日から姿勢や左右均等の負荷を意識し、ストレッチに取り組んで、胸の左右差改善に努めてくださいね。